レガシー初心者による対青プレイング考察
2010年9月8日 MTGレガシー コメント (10)
最近レガシーやり始めました。
先日の無双さんのレガシー調整会に参加し、自分はスタンの赤黒に《火炎破/Fireblast》を突っ込んだだけの『スライバーン』とMr.JJさんに借りた『フルバーン』を使ってレガシー環境を楽しんできました。
レガシーと言えば《Force of Will》などのカウンターが強いですが、《Force of Will》と《目くらまし》の組み合わせは、ビートダウンからコントロールまで多くの青を含んだデッキに採用されており、レガシー環境でプレイするならば避けては通れない相手だと思います。そこで、今回の調整会で得た体験をもとに、『スライバーン』視点で考えた対青のプレイングを考えてみます。
何分レガシー初心者なので知らないことも多く、的外れなことも書いてしまうと思いますが、今考えられている範囲でまとめたいと思います。
さて、実際に『スライバーン』でやってみた感想としては、《Force of Will》はもちろん強かったですが、本当にうざかったのは《目くらまし/Daze》でした。
そもそも《Force of Will》はそこまで強く感じませんでした。
なんか物議を醸しそうな発言なんですが、言いたいのは、カード1枚1枚の役割が均一な『スライバーン』というデッキ自体が、カードアドバンテージとライフを失ってでも重要な呪文を消す《Force of Will》の強さを発揮しにくいデッキだったってことです。
おまけに、たとえ消されたとしても結果として1点はダメージが入り、相手の手札が減るのでその後は動きやすくなります。
それよりも《Force of Will》のお供として多くのデッキに採用されている《目くらまし》の方が強く感じました。
このカードは『スライバーン』の「毎ターンマナを余らせずに使う」というデッキの構造と非常に相性が悪く、何も考えずにぶっぱしてるとほぼ確実に消されます。《目くらまし》にも土地を一枚を失うというデメリットがありますが、《Force of Will》と違い手札に戻るので、試合が長引けばいずれそのディスアドバンテージは失われます。
『スライバーン』にとって、デッキの構造上消されやすく、消されることでゲームが長引き、いずれ得たアドバンテージが消える、最悪の相手です。
こんな理由で《Force of Will》よりも《目くらまし》の方がうざかったです。
ただ、ご存知の通り《目くらまし》は消せる条件が限定されており、プレイング次第で使う機会を失わせることができます。相手の手札にある《目くらまし》を腐らせることで、奥の手である《Force of Will》を本来撃ちたくないタイミングで撃たせることが出来れば、結果としてゲーム全体を有利に運べるのではないかと考えます。
《Force of Will》に消されるのは、そのなんだ、まぁ、仕方が無いです。
というわけで、「《目くらまし》を腐らせる」ことを念頭に置いた対青のプレイングを挙げてみます。
その1:序盤は積極的にダメージを通す
1~2T目は、ただの火力なら《稲妻/Lightning Bolt》でも何でも大抵通してくれるので、積極的にライフを削りに行きます。
ただし恒久火力などの危険な呪文は通してくれないことが多いです。無警戒にこういう呪文を撃つと、一気にテンポを持っていかれます。後攻で相手が既に島をセットしている場合には、素直に火力を通させてもらいます。
その2:通したい呪文は常に1マナ以上余らせて撃つ
1マナ出せる状態では《目くらまし》は撃たれません。当たり前ですね。
スタンと同じ感覚でやってると、ついマナを使い切ってぶっぱしちゃいます。これはこういうカードがあることを知ってるかどうかの問題ですね。本当に通したい呪文の場合にはここで《Force of Will》を撃たれますが、《目くらまし》で消されてさらに《Force of Will》を構えられるよりは万倍良いです。むしろ《Force of Will》を誘い出せたと考えます。
しかし、これだけではただ動くのが1ターン遅くなるだけですので、この余らせたマナをどう使うかが大切です。
その3:火力は相手のターンのエンドフェイズに撃つ
対パーミッションでの基本ですが、相手のマナが起きるまでの間に2度動きます。
ここで先ほど余らせておいたマナを使います。相手のライフにもよりますが、ただの火力なら大抵は次のターンの呪文を警戒して通してくれます。このタイミングで撃てる火力を増やすために、インスタントの火力を多めに積んだ方が良さそうです。また、自分のターンにはあえて動かずに相手のターンのエンドフェイズにまとめて火力を撃ち、自分のターンにも続けて撃つ、というプレイも有効です。
ただし、相手のライフが危険域に入ると通してくれなくなるので、終盤には余程手札が充実していない限りここでもマナを使い切るのは危険です。
その4:打ち消されない方法でマナを使う
当然ですが、《目くらまし》で消せるのは呪文だけです。《裂け目の稲妻/Rift Bolt》の待機や《地獄火花の精霊/Hellspark Elemental》の蘇生などは消せません。先ほどの余らせておいたマナを、これらの能力に使うことによって、打ち消されないようにマナを使い切ることができます。
順番を間違えてこれらの能力を先に使ってしまうと、後に撃った呪文が《目くらまし》のカモになってしまいます。上と矛盾しますが、時にはインスタント呪文でも自分のターン中に使って通させてもらい、その後これらの能力を使うといったプレイも必要になります。
これらのプレイングを心がければ《目くらまし》を腐らせることができると考えられます。
どうでしょうか。とりあえず今まとまっている範囲で対青のプレイングを書いてみました。
《目くらまし》の本当に強いところは、こういうプレイングを強要させられるところではないかと思います。
多分、レガシーをちゃんとやってる人が見たら見当違いも甚だしい考察だと思うので、間違っているところを指摘してもらえるとありがたいです。
先日の無双さんのレガシー調整会に参加し、自分はスタンの赤黒に《火炎破/Fireblast》を突っ込んだだけの『スライバーン』とMr.JJさんに借りた『フルバーン』を使ってレガシー環境を楽しんできました。
レガシーと言えば《Force of Will》などのカウンターが強いですが、《Force of Will》と《目くらまし》の組み合わせは、ビートダウンからコントロールまで多くの青を含んだデッキに採用されており、レガシー環境でプレイするならば避けては通れない相手だと思います。そこで、今回の調整会で得た体験をもとに、『スライバーン』視点で考えた対青のプレイングを考えてみます。
何分レガシー初心者なので知らないことも多く、的外れなことも書いてしまうと思いますが、今考えられている範囲でまとめたいと思います。
さて、実際に『スライバーン』でやってみた感想としては、《Force of Will》はもちろん強かったですが、本当にうざかったのは《目くらまし/Daze》でした。
Force of Will(3)(U)(U)
インスタント
あなたは、Force of Willのマナ・コストを支払うのではなく、1点のライフを支払うとともにあなたの手札にある青のカードを1枚、追放することを選んでもよい。
呪文1つを対象とし、それを打ち消す。
目くらまし/Daze(1)(U)
インスタント
あなたは、目くらましのマナ・コストを支払うのではなく、あなたがコントロールする島(Island)を1つ、オーナーの手札に戻すことを選んでもよい。
呪文1つを対象とし、それをそれのコントローラーが(1)を支払わない限り、打ち消す。
そもそも《Force of Will》はそこまで強く感じませんでした。
なんか物議を醸しそうな発言なんですが、言いたいのは、カード1枚1枚の役割が均一な『スライバーン』というデッキ自体が、カードアドバンテージとライフを失ってでも重要な呪文を消す《Force of Will》の強さを発揮しにくいデッキだったってことです。
おまけに、たとえ消されたとしても結果として1点はダメージが入り、相手の手札が減るのでその後は動きやすくなります。
それよりも《Force of Will》のお供として多くのデッキに採用されている《目くらまし》の方が強く感じました。
このカードは『スライバーン』の「毎ターンマナを余らせずに使う」というデッキの構造と非常に相性が悪く、何も考えずにぶっぱしてるとほぼ確実に消されます。《目くらまし》にも土地を一枚を失うというデメリットがありますが、《Force of Will》と違い手札に戻るので、試合が長引けばいずれそのディスアドバンテージは失われます。
『スライバーン』にとって、デッキの構造上消されやすく、消されることでゲームが長引き、いずれ得たアドバンテージが消える、最悪の相手です。
こんな理由で《Force of Will》よりも《目くらまし》の方がうざかったです。
ただ、ご存知の通り《目くらまし》は消せる条件が限定されており、プレイング次第で使う機会を失わせることができます。相手の手札にある《目くらまし》を腐らせることで、奥の手である《Force of Will》を本来撃ちたくないタイミングで撃たせることが出来れば、結果としてゲーム全体を有利に運べるのではないかと考えます。
《Force of Will》に消されるのは、そのなんだ、まぁ、仕方が無いです。
というわけで、「《目くらまし》を腐らせる」ことを念頭に置いた対青のプレイングを挙げてみます。
その1:序盤は積極的にダメージを通す
1~2T目は、ただの火力なら《稲妻/Lightning Bolt》でも何でも大抵通してくれるので、積極的にライフを削りに行きます。
ただし恒久火力などの危険な呪文は通してくれないことが多いです。無警戒にこういう呪文を撃つと、一気にテンポを持っていかれます。後攻で相手が既に島をセットしている場合には、素直に火力を通させてもらいます。
その2:通したい呪文は常に1マナ以上余らせて撃つ
1マナ出せる状態では《目くらまし》は撃たれません。当たり前ですね。
スタンと同じ感覚でやってると、ついマナを使い切ってぶっぱしちゃいます。これはこういうカードがあることを知ってるかどうかの問題ですね。本当に通したい呪文の場合にはここで《Force of Will》を撃たれますが、《目くらまし》で消されてさらに《Force of Will》を構えられるよりは万倍良いです。むしろ《Force of Will》を誘い出せたと考えます。
しかし、これだけではただ動くのが1ターン遅くなるだけですので、この余らせたマナをどう使うかが大切です。
その3:火力は相手のターンのエンドフェイズに撃つ
対パーミッションでの基本ですが、相手のマナが起きるまでの間に2度動きます。
ここで先ほど余らせておいたマナを使います。相手のライフにもよりますが、ただの火力なら大抵は次のターンの呪文を警戒して通してくれます。このタイミングで撃てる火力を増やすために、インスタントの火力を多めに積んだ方が良さそうです。また、自分のターンにはあえて動かずに相手のターンのエンドフェイズにまとめて火力を撃ち、自分のターンにも続けて撃つ、というプレイも有効です。
ただし、相手のライフが危険域に入ると通してくれなくなるので、終盤には余程手札が充実していない限りここでもマナを使い切るのは危険です。
その4:打ち消されない方法でマナを使う
当然ですが、《目くらまし》で消せるのは呪文だけです。《裂け目の稲妻/Rift Bolt》の待機や《地獄火花の精霊/Hellspark Elemental》の蘇生などは消せません。先ほどの余らせておいたマナを、これらの能力に使うことによって、打ち消されないようにマナを使い切ることができます。
順番を間違えてこれらの能力を先に使ってしまうと、後に撃った呪文が《目くらまし》のカモになってしまいます。上と矛盾しますが、時にはインスタント呪文でも自分のターン中に使って通させてもらい、その後これらの能力を使うといったプレイも必要になります。
これらのプレイングを心がければ《目くらまし》を腐らせることができると考えられます。
どうでしょうか。とりあえず今まとまっている範囲で対青のプレイングを書いてみました。
《目くらまし》の本当に強いところは、こういうプレイングを強要させられるところではないかと思います。
多分、レガシーをちゃんとやってる人が見たら見当違いも甚だしい考察だと思うので、間違っているところを指摘してもらえるとありがたいです。