「誰得企画:Pauperなんてマイナーなフォーマットのメタの変遷」しりーず
フォーマットの開始から2010年末まで
http://mtg2384.diarynote.jp/201101080243335422/
ミラディン包囲戦直前編
http://mtg2384.diarynote.jp/201102180117472273/
当然わかってるだろうから言ってなかったけど最近公式でもPauperが紹介されてるので一応言っておく。
Tier1とかTier2とか自分が勝手に言ってるだけで、公式性は全くありません。
大会結果を集計して、壁がありそうなところで大雑把に区切ってるだけです。
あと、前回まで「Tier」が「Tire」になっていたのはわざとです。
ツッコミを待っていただけです。
勘違いしないでください。
ミスに気付かなかったわけではありません。
決してありません。
30秒でわかる前回のまとめ(MBS直前)
Tier1
『青白黒ストーム』 (段々と本領を発揮してきた)
『赤単ゴブリン』 (ずっと強くてずっとTier1)
『黒単コントロール』(環境に合ってきたので伸びてきた)
Tier2
『青赤ポスト』 (強いけどちゃんとメタれないと勝てない)
『金属術親和』 (強いけどメタられた)
『青黒赤ストーム』 (苦手な相手が減って増えてきた)
Rogue
『青単クロックパーミッション』(環境に全く合っていない)
(その他の多くのデッキ)
これがMBS参入直前(2月上旬)のメタでした。
これがどう変わったでしょうか。
前回紹介したデッキのリストは今回は載せないので、上の7つについては前回の記事をご覧ください。
○2月中旬
この頃から『赤単ゴブリン』の勢いが目に見えて落ちてきます。『赤単ゴブリン』は、2010年11月をピークに少しずつ数を減らしてきたものの、それでもトップを守り続けてきましたが、しかしここから大きく数を減らしていきます。『青白黒ストーム』の赤対策と、サイズで劣る『金属術親和』の復権の、ふたつに挟まれたからでしょうか、まだTier1と言えるほどの勢力は保っているものの、あくまでも「いくつかの強いデッキのひとつ」程度で、かつての独尊状態ではなくなりました。
この『赤単ゴブリン』の減少により『青白黒ストーム』がはっきりとトップに立ちます。そして先に言ってしまうと、それから現在に至るまで『青白黒ストーム』がほぼトップであり続け、この2ヶ月は『青白黒ストーム』を巡る環境となりました。
また、『黒単コントロール』が若干数を減らし、入れ替わるように『金属術親和』が再び勢力を伸ばし始めます。これには、Tier1トップの『青白黒ストーム』の影響が大きいでしょう。『黒単コントロール』は『青白黒ストーム』には得意とするクリーチャー同士の消耗戦をさせてもらえず、そうなるとカード一枚一枚の弱さが目立ちます。対して『金属術親和』は『青白黒ストーム』に対して特別有利というわけではないものの、カード一枚一枚が強いためそのサイズで強引に殴って速度勝負に持ち込むことができます。この違いは、二つのデッキの立場を大きく変えていくことになりました。
また、この頃ローグから伸びてきたデッキがありました。
前回紹介した『青赤ポスト』と同じく《雲上の座》を活用する、緑単色のデッキです。《微光地》が収録された直後からわずかに存在していたデッキですが、リストを洗練させて2月の上旬からその数を増やし、この頃にメタに絡んできました。
《Thermokarst》などの土地破壊で相手の行動を阻害しながら、自分は《草茂る胸壁》《雲上の座》などでマナ加速をし、相手がもたついている間に《オーロクスの獣群》などのファッティで速やかにゲームを終わらせます。同じく《雲上の座》を使う『青赤ポスト』がTier1から落ちてしまったのは、この『緑単ポスト』の土地破壊のせいだ、なんて言われています。その『青赤ポスト』と比べると、《輪作》でより素早く神座を揃えたり、《雲上の座》に頼らずに大きなマナを出せたりと、土地やマナの扱いはさすが緑です。しかし、緑単色特有の不器用さがあり、動きに対応されて型にはめられないとあっさり負けてしまう脆さもあります。
2月の中旬にはTier2と呼べるほどの活躍を見せましたが、一度その戦略が知られてしまうと不器用さが目立ち、少しずつ数を減らして現在は数あるローグのひとつと言ったところです。
○2月下旬
『赤単ゴブリン』の没落は止まらず、数を減らし続けます。そして『黒単コントロール』の減少と『金属術親和』の増加も止まらず、ついに入れ替わって『黒単コントロール』がTier2へと落ち『金属術親和』がTier1に返り咲きました。
『青赤ポスト』は、前回自分が「近いうちによりコンボに強い形になってTier1に戻ってくると思います(キリッ 」なんて書いていましたが、ついにTier2からも姿を消してしまいました。『赤単ゴブリン』『金属術親和』などのビートダウンと『青白黒ストーム』『青黒赤ストーム』の2大コンボ、この両方に対処するだけでも大変でコントロールデッキ自体が向かい風な上、メタられてサイドボードには土地破壊が標準装備され、相性の悪い『緑単ポスト』まで登場し、環境的に非常に悪い立場になったからでしょう。現在でも少数存在していますが、数あるローグのひとつと言ったところです。
そしてこの頃にも、ローグから伸びてきたデッキがありました。
はい、説明不要の『赤単バーン』です。
《稲妻》のような1マナ3点火力はほとんどコモンであり、おまけに《火炎破》まで備えており、メインデッキはレガシーと大差無いレベルです。また、『赤単バーン』の利点の一つに、Pauperでの数少ない全体除去である《灰の殉教者》が使えることが挙げられ、特に『青黒赤ストーム』の《巣穴からの総出》トークンを一掃できるのは大きいです。ただし、コモンだけでも『赤単バーン』を対策するのは簡単なのに対し、『赤単バーン』が使いたいサイドカードの多くはアンコモン以上であるため、サイドボード後がキツいです。そのためしっかりサイドボードに赤対策を取ってる相手には成すすべなく負けたります。
アーキタイプとしてはPauper開始初期から存在し、時折Tier2に出てはローグに消えてを繰り返していますが、最近は環境に合致しているようで数を増やしています。『赤単バーン』が出てきた背景には、『青白黒ストーム』の隆盛があります。『青白黒ストーム』はコンボの安定性は高いものの速度はそこまで高くなく、基本的に相手の火力にも触れません。そして土地が1枚あれば機能するので、毎ターンバウンスのロックが完成した後でも焼ききれます。
(ってまぁ、先週と今週の公式で言及されてて内容ダブってたりするんですけどね。)
○3月上旬
『赤単ゴブリン』がついにTier2まで落ちました。前回「Pauperのメタは『赤単ゴブリン』が中心です(キリリッ 」なんて適当ブッコいてすみませんでした。それだけ現在のTier1である『青白黒ストーム』『金属術親和』などの新しいデッキが強力だということだと思います。
『黒単コントロール』の減少もこの頃に止まり、Tier2としての闘いが始まりました。
そしてそしてこの頃にも、ローグから伸びてきたデッキがありました。
かつて黒コントロールが流行っていた時期に颯爽と登場し、黒コントロールを食い荒らしてTier1に立ったことのあるデッキです。
単純なサイズよりも能力の優秀さを優先してクリーチャーが採用されており、『赤単ゴブリン』のような速度は無いものの、その代わりじわじわと相手を追い詰めて攻めることができます。そんな性格のデッキなので、随分と前から存在するアーキタイプですがデッキリストは固定されておらず、メタに合わせたカードを選択して採用されるのが特徴です。また、白という色はサイドボードも優秀で、現在のメタに存在する多くのデッキに対しての有効な一手が投入できます。
このデッキも時折Tier2に出てはローグに消えてを繰り返していますが、最近は環境に合致しているようで、現在も少しずつその数を増やし続け、Tier2にいます。
○3月中旬~3月下旬
それからは多少の増減はあるものの大きな変化はありません。
『青白黒ストーム』が圧倒的に強く、『金属術親和』がその後を追い、上で紹介したTier2たちがダンゴになっています。
○というわけで今は
Tier1
『青白黒ストーム』
『金属術親和』
Tier2
『黒単コントロール』
『赤単ゴブリン』
『赤単バーン』
『白単アグロ』
『青黒赤ストーム』
Rogue
『青単コントロール』
『緑単ポスト』
『青赤ポスト』
『黒赤コントロール』
『緑単アグロ』
『青単クロックパーミッション』
こんな感じになっています。
というか日本のPauper民少なすぎワロッシュ。
アメリカとかPauperの専門サイトとかあってうらやましい。
ちょうど公式でもPauperが紹介されたし、
こういう記事で少しでもPauperに興味を持ってもらえたら嬉しいね。
フォーマットの開始から2010年末まで
http://mtg2384.diarynote.jp/201101080243335422/
ミラディン包囲戦直前編
http://mtg2384.diarynote.jp/201102180117472273/
当然わかってるだろうから言ってなかったけど最近公式でもPauperが紹介されてるので一応言っておく。
Tier1とかTier2とか自分が勝手に言ってるだけで、公式性は全くありません。
大会結果を集計して、壁がありそうなところで大雑把に区切ってるだけです。
あと、前回まで「Tier」が「Tire」になっていたのはわざとです。
ツッコミを待っていただけです。
勘違いしないでください。
ミスに気付かなかったわけではありません。
決してありません。
30秒でわかる前回のまとめ(MBS直前)
Tier1
『青白黒ストーム』 (段々と本領を発揮してきた)
『赤単ゴブリン』 (ずっと強くてずっとTier1)
『黒単コントロール』(環境に合ってきたので伸びてきた)
Tier2
『青赤ポスト』 (強いけどちゃんとメタれないと勝てない)
『金属術親和』 (強いけどメタられた)
『青黒赤ストーム』 (苦手な相手が減って増えてきた)
Rogue
『青単クロックパーミッション』(環境に全く合っていない)
(その他の多くのデッキ)
これがMBS参入直前(2月上旬)のメタでした。
これがどう変わったでしょうか。
前回紹介したデッキのリストは今回は載せないので、上の7つについては前回の記事をご覧ください。
○2月中旬
この頃から『赤単ゴブリン』の勢いが目に見えて落ちてきます。『赤単ゴブリン』は、2010年11月をピークに少しずつ数を減らしてきたものの、それでもトップを守り続けてきましたが、しかしここから大きく数を減らしていきます。『青白黒ストーム』の赤対策と、サイズで劣る『金属術親和』の復権の、ふたつに挟まれたからでしょうか、まだTier1と言えるほどの勢力は保っているものの、あくまでも「いくつかの強いデッキのひとつ」程度で、かつての独尊状態ではなくなりました。
この『赤単ゴブリン』の減少により『青白黒ストーム』がはっきりとトップに立ちます。そして先に言ってしまうと、それから現在に至るまで『青白黒ストーム』がほぼトップであり続け、この2ヶ月は『青白黒ストーム』を巡る環境となりました。
また、『黒単コントロール』が若干数を減らし、入れ替わるように『金属術親和』が再び勢力を伸ばし始めます。これには、Tier1トップの『青白黒ストーム』の影響が大きいでしょう。『黒単コントロール』は『青白黒ストーム』には得意とするクリーチャー同士の消耗戦をさせてもらえず、そうなるとカード一枚一枚の弱さが目立ちます。対して『金属術親和』は『青白黒ストーム』に対して特別有利というわけではないものの、カード一枚一枚が強いためそのサイズで強引に殴って速度勝負に持ち込むことができます。この違いは、二つのデッキの立場を大きく変えていくことになりました。
また、この頃ローグから伸びてきたデッキがありました。
緑単ポスト/Green Post
2011 / 02 / 17 Pauper Event #2086108 4-0
使用者:slivernew
Main Deck
4《雲上の座/Cloudpost》
9《森/Forest》
4《微光地/Glimmerpost》
4《平穏な茂み/Tranquil Thicket》
4《オーロクスの獣群/Aurochs Herd》
2《シタヌールの樹木読み/Citanul Woodreaders》
3《激情の共感者/Fierce Empath》
1《クローサの大牙獣/Krosan Tusker》
4《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
4《草茂る胸壁/Overgrown Battlement》
2《ウラモグの破壊者/Ulamog’s Crusher》
4《根の壁/Wall of Roots》
3《輪作/Crop Rotation》
4《ムウォンヴーリーの酸苔/Mwonvuli Acid-Moss》
4《刈り取りと種まき/Reap and Sow》
4《Thermokarst》
Sideboard
2《上機嫌の破壊/Gleeful Sabotage》
3《マイアー・ボア/Mire Boa》
2《秘宝の破壊/Relic Crush》
4《中休み/Respite》
4《砂嵐/Sandstorm》
前回紹介した『青赤ポスト』と同じく《雲上の座》を活用する、緑単色のデッキです。《微光地》が収録された直後からわずかに存在していたデッキですが、リストを洗練させて2月の上旬からその数を増やし、この頃にメタに絡んできました。
《Thermokarst》などの土地破壊で相手の行動を阻害しながら、自分は《草茂る胸壁》《雲上の座》などでマナ加速をし、相手がもたついている間に《オーロクスの獣群》などのファッティで速やかにゲームを終わらせます。同じく《雲上の座》を使う『青赤ポスト』がTier1から落ちてしまったのは、この『緑単ポスト』の土地破壊のせいだ、なんて言われています。その『青赤ポスト』と比べると、《輪作》でより素早く神座を揃えたり、《雲上の座》に頼らずに大きなマナを出せたりと、土地やマナの扱いはさすが緑です。しかし、緑単色特有の不器用さがあり、動きに対応されて型にはめられないとあっさり負けてしまう脆さもあります。
2月の中旬にはTier2と呼べるほどの活躍を見せましたが、一度その戦略が知られてしまうと不器用さが目立ち、少しずつ数を減らして現在は数あるローグのひとつと言ったところです。
○2月下旬
『赤単ゴブリン』の没落は止まらず、数を減らし続けます。そして『黒単コントロール』の減少と『金属術親和』の増加も止まらず、ついに入れ替わって『黒単コントロール』がTier2へと落ち『金属術親和』がTier1に返り咲きました。
『青赤ポスト』は、前回自分が「近いうちによりコンボに強い形になってTier1に戻ってくると思います(キリッ 」なんて書いていましたが、ついにTier2からも姿を消してしまいました。『赤単ゴブリン』『金属術親和』などのビートダウンと『青白黒ストーム』『青黒赤ストーム』の2大コンボ、この両方に対処するだけでも大変でコントロールデッキ自体が向かい風な上、メタられてサイドボードには土地破壊が標準装備され、相性の悪い『緑単ポスト』まで登場し、環境的に非常に悪い立場になったからでしょう。現在でも少数存在していますが、数あるローグのひとつと言ったところです。
そしてこの頃にも、ローグから伸びてきたデッキがありました。
赤単バーン/Burn
2011 / 02 / 20 Pauper Event #2086166 4-0
使用者:Capoeira02
Main Deck
4《忘れられた洞窟/Forgotten Cave》
16《山/Mountain》
4《ケルドの匪賊/Keldon Marauders》
4《窯の悪鬼/Kiln Fiend》
4《Chain Lightning》
4《火炎破/Fireblast》
4《火葬/Incinerate》
4《溶岩の投げ矢/Lava Dart》
4《溶岩の撃ち込み/Lava Spike》
4《稲妻/Lightning Bolt》
1《針落とし/Needle Drop》
4《裂け目の稲妻/Rift Bolt》
3《よろめきショック/Staggershock》
Sideboard
4《灰の殉教者/Martyr of Ashes》
4《溶鉄の雨/Molten Rain》
3《紅蓮破/Pyroblast》
3《焼尽の猛火/Searing Blaze》
1《粉々/Smash to Smithereens》
はい、説明不要の『赤単バーン』です。
《稲妻》のような1マナ3点火力はほとんどコモンであり、おまけに《火炎破》まで備えており、メインデッキはレガシーと大差無いレベルです。また、『赤単バーン』の利点の一つに、Pauperでの数少ない全体除去である《灰の殉教者》が使えることが挙げられ、特に『青黒赤ストーム』の《巣穴からの総出》トークンを一掃できるのは大きいです。ただし、コモンだけでも『赤単バーン』を対策するのは簡単なのに対し、『赤単バーン』が使いたいサイドカードの多くはアンコモン以上であるため、サイドボード後がキツいです。そのためしっかりサイドボードに赤対策を取ってる相手には成すすべなく負けたります。
アーキタイプとしてはPauper開始初期から存在し、時折Tier2に出てはローグに消えてを繰り返していますが、最近は環境に合致しているようで数を増やしています。『赤単バーン』が出てきた背景には、『青白黒ストーム』の隆盛があります。『青白黒ストーム』はコンボの安定性は高いものの速度はそこまで高くなく、基本的に相手の火力にも触れません。そして土地が1枚あれば機能するので、毎ターンバウンスのロックが完成した後でも焼ききれます。
(ってまぁ、先週と今週の公式で言及されてて内容ダブってたりするんですけどね。)
○3月上旬
『赤単ゴブリン』がついにTier2まで落ちました。前回「Pauperのメタは『赤単ゴブリン』が中心です(キリリッ 」なんて適当ブッコいてすみませんでした。それだけ現在のTier1である『青白黒ストーム』『金属術親和』などの新しいデッキが強力だということだと思います。
『黒単コントロール』の減少もこの頃に止まり、Tier2としての闘いが始まりました。
そしてそしてこの頃にも、ローグから伸びてきたデッキがありました。
白単アグロ/White Aggro
2011 / 03 / 04 Pauper Event #2128678 4-0
使用者:AchiIIes
Main Deck
20《平地/Plains》
4《バリーノックの群勢/Ballynock Cohort》
4《心優しきボディガード/Benevolent Bodyguard》
4《アイケイシアの投槍兵/Icatian Javelineers》
4《コーの空漁師/Kor Skyfisher》
2《孤独な宣教師/Lone Missionary》
4《Order of Leitbur》
4《剃刀のゴーレム/Razor Golem》
3《トロウケアの影/Shade of Trokair》
3《サルタリーの強兵/Soltari Trooper》
4《未達への旅/Journey to Nowhere》
4《忘却の輪/Oblivion Ring》
Sideboard
4《真紅の見習い僧/Crimson Acolyte》
4《塵は塵に/Dust to Dust》
3《Holy Light》
4《虹色の断片/Prismatic Strands》
かつて黒コントロールが流行っていた時期に颯爽と登場し、黒コントロールを食い荒らしてTier1に立ったことのあるデッキです。
単純なサイズよりも能力の優秀さを優先してクリーチャーが採用されており、『赤単ゴブリン』のような速度は無いものの、その代わりじわじわと相手を追い詰めて攻めることができます。そんな性格のデッキなので、随分と前から存在するアーキタイプですがデッキリストは固定されておらず、メタに合わせたカードを選択して採用されるのが特徴です。また、白という色はサイドボードも優秀で、現在のメタに存在する多くのデッキに対しての有効な一手が投入できます。
このデッキも時折Tier2に出てはローグに消えてを繰り返していますが、最近は環境に合致しているようで、現在も少しずつその数を増やし続け、Tier2にいます。
○3月中旬~3月下旬
それからは多少の増減はあるものの大きな変化はありません。
『青白黒ストーム』が圧倒的に強く、『金属術親和』がその後を追い、上で紹介したTier2たちがダンゴになっています。
○というわけで今は
Tier1
『青白黒ストーム』
『金属術親和』
Tier2
『黒単コントロール』
『赤単ゴブリン』
『赤単バーン』
『白単アグロ』
『青黒赤ストーム』
Rogue
『青単コントロール』
『緑単ポスト』
『青赤ポスト』
『黒赤コントロール』
『緑単アグロ』
『青単クロックパーミッション』
こんな感じになっています。
というか日本のPauper民少なすぎワロッシュ。
アメリカとかPauperの専門サイトとかあってうらやましい。
ちょうど公式でもPauperが紹介されたし、
こういう記事で少しでもPauperに興味を持ってもらえたら嬉しいね。
翻訳:Pauper Bucks(前半)
2011年3月31日 MTG Pauper コメント (2)PureMTGOでPauperのデッキ紹介的な記事が載ってたので。
翻訳と言ってもデッキの解説部分はそれぞれ2~3行しかなくて、記事のメインはデッキリストとその価格です。Pauperをやってみたいけどどんな環境かわからなくて尻込みしてる人は参考にするといいかも。
あと、自信が無いところは原文が載せてあるので突っ込んでください。
http://puremtgo.com/articles/pauper-bucks
Pauper Bucks
By: RCueva, Rene Cueva
2011年3月24日 07:39
今日は、Pauperの多くのデッキの価格を君に紹介したい。
Pauperはお金がかかるという人もいるが、《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》を見てみなよ。Pauperはとっても手軽だろう?これから大会で結果を残したデッキを紹介するから、いくつかは気に入るデッキがあるだろう。
ここではデッキをガチ度(Playability)、デッキを組むための投資額(Cost)、および投資額に対するカードの汎用性(Investment)において、4段階で評価して紹介するよ。
(訳注:原文は
Today I wanted to bring you somewhat of a price guide on how much a majority of the decks cost for Pauper. People are always saying that Pauper really is not a budget format anymore. While this is kind of true it still is way cheaper than playing some of the more main stream formats. You can also see that none of these decks come close to the cost of a single (Jace,the Mind Sculptor). So seeing that a whole deck list does not even cost as much as a single card, that is mostly played as a four of in today’s standard, I would consider Pauper to be a budget friendly format still. Do not forget that once you invest in pauper your cards are not going to rotate out since it uses the classic card pool.
So I have gathered up a lot of decklist for you to look at and hopefully this article can convince one or two people to try out this fun format. I have searched mtgo to showcase these decks to you. They all have either place 3-1 or 4-0 in at least one event. Now I know this is not all the decks out there but I tried to gather the more played ones and threw in some more rogue type builds as well. Also I know I am kind of promoting net decking but we have to face it. Net decking is a big part of MTG. So let look at all the decks.
Also under all of the deck list I have put three categories: Playability, Cost, and Investment. I am rating each deck using one to four gold stars, with four stars being the best.
ちょーー適当訳)
(
Burn Baby Burnガチ度:2
Creatures
4《ケルドの匪賊/Keldon Marauders》
4《窯の悪鬼/Kiln Fiend》
8 cards
Other Spells
4《Chain Lightning》
4《火炎破/Fireblast》
4《火葬/Incinerate》
4《溶岩の撃ち込み/Lava Spike》
4《稲妻/Lightning Bolt》
4《針落とし/Needle Drop》
4《裂け目の稲妻/Rift Bolt》
1《焼尽の猛火/Searing Blaze》
3《よろめきショック/Staggershock》
32 cards
Lands
4《忘れられた洞窟/Forgotten Cave》
16《山/Mountain》
20 cards
Sideboard
4《灰の殉教者/Martyr of Ashes》
3《溶鉄の雨/Molten Rain》
3《紅蓮破/Pyroblast》
2《焼尽の猛火/Searing Blaze》
3《粉々/Smash to Smithereens》
15 cards
稲妻/Lightning Bolt (赤)
インスタント
クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。稲妻はそれに3点のダメージを与える。
投資額:3
汎用性:4
価格:19ドル
最初は伝統的な赤単バーンだ。デッキの動きは簡単、相手のライフを可能な限り早く0にするだけだ。この単純な戦略は、新しい環境に参加しようとする新規プレイヤーにとって良いデッキになるだろう。
Burn Baby Burn V2ガチ度:2
Creatures
4《窯の悪鬼/Kiln Fiend》
4《灰の殉教者/Martyr of Ashes》
4《モグの狂信者/Mogg Fanatic》
12 cards
Other Spells
4《Chain Lightning》
4《火炎破/Fireblast》
2《火葬/Incinerate》
4《溶岩の撃ち込み/Lava Spike》
4《稲妻/Lightning Bolt》
4《裂け目の稲妻/Rift Bolt》
4《焼尽の猛火/Searing Blaze》
2《欠片の飛来/Shard Volley》
28 cards
Lands
20《山/Mountain》
20 cards
Sideboard
4《鋭い痛み/Flaring Pain》
4《黄鉄の呪文爆弾/Pyrite Spellbomb》
3《紅蓮破/Pyroblast》
4《粉々/Smash to Smithereens》
15 cards
灰の殉教者/Martyr of Ashes (赤)
クリーチャー ? 人間(Human)・シャーマン(Shaman)
(2),あなたの手札から赤のカードをX枚公開する,灰の殉教者を生け贄に捧げる:灰の殉教者は、飛行を持たない各クリーチャーにそれぞれX点のダメージを与える。
1/1
投資額:3
汎用性:3
価格:19ドル
既に上で語ったバーンデッキとの大きな違いは、メインデッキから全体除去があるということだ。《灰の殉教者/Martyr of Ashes》は大量の生物を取り除くことができ、ストームデッキに対しての戦略を与えてくれる。
Gobbosガチ度:4
Creatures
4《ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhacker》
3《ゴブリンの群勢/Goblin Cohort》
4《ゴブリンのそり乗り/Goblin Sledder》
4《ジャッカルの使い魔/Jackal Familiar》
3《モグの徴集兵部隊/Mogg Conscripts》
4《モグの下働き/Mogg Flunkies》
4《モグの略奪者/Mogg Raider》
4《モグの戦争司令官/Mogg War Marshal》
4《火花鍛冶/Sparksmith》
2《ゴリラのシャーマン/Gorilla Shaman》
36 cards
Other Spells
4《Chain Lightning》
1《死の火花/Death Spark》
4《稲妻/Lightning Bolt》
1《死の火花/Death Spark》
1《炎の斬りつけ/Flame Slash》
2《鋭い痛み/Flaring Pain》
2《溶鉄の雨/Molten Rain》
3《紅蓮破/Pyroblast》
1《地鳴りの揺るぎ/Seismic Shudder》
3《粉々/Smash to Smithereens》
22 cards
Lands
16《山/Mountain》
1《ぐらつく峰/Teetering Peaks》
17 cards
Sideboard
1《死の火花/Death Spark》
1《炎の斬りつけ/Flame Slash》
2《鋭い痛み/Flaring Pain》
2《ゴリラのシャーマン/Gorilla Shaman》
2《溶鉄の雨/Molten Rain》
3《紅蓮破/Pyroblast》
1《地鳴りの揺るぎ/Seismic Shudder》
3《粉々/Smash to Smithereens》
15 cards
モグの下働き/Mogg Flunkies (1)(赤)
クリーチャー ? ゴブリン(Goblin)
モグの下働きは、単独では攻撃したりブロックしたりできない。
3/3
投資額:2
汎用性:2
価格:24ドル
ゴブリンは最も注意されているデッキの一つだ。これらの小さなゴブリンを呼び出し殴る。4ターンキルすら不可能ではない。このデッキはとても安く強いのでオススメするよ。このデッキと戦う際には、《ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhacker》に注意してくれ。
White Weenieガチ度:2
Creatures
4《バリーノックの群勢/Ballynock Cohort》
4《心優しきボディガード/Benevolent Bodyguard》
4《アイケイシアの投槍兵/Icatian Javelineers》
4《コーの空漁師/Kor Skyfisher》
2《孤独な宣教師/Lone Missionary》
4《Order of Leitbur》
4《剃刀のゴーレム/Razor Golem》
3《トロウケアの影/Shade of Trokair》
3《サルタリーの強兵/Soltari Trooper》
32 cards
Other Spells
4《未達への旅/Journey to Nowhere》
4《忘却の輪/Oblivion Ring》
8 cards
Lands
20《平地/Plains》
20 cards
Sideboard
4《真紅の見習い僧/Crimson Acolyte》
4《塵は塵に/Dust to Dust》
3《Holy Light》
4《虹色の断片/Prismatic Strands》
15 cards
Order of Leitbur (白)(白)
クリーチャー ? 人間(Human)・クレリック(Cleric)・騎士(Knight)
プロテクション(黒)
(白):Order of Leitburはターン終了時まで先制攻撃を得る。
(白)(白):Order of Leitburはターン終了時まで+1/+0の修整を受ける。
2/1
投資額:1
汎用性:2
価格:6ドル
次に紹介するのは、黒単コントロールの悩みの種だ。このデッキは、黒が強い環境で出てくる。またそのコンボに対処する力で、このデッキがいるときにはコンボデッキは悪い選択肢となる。このデッキは、次々と優秀なクリーチャーを展開して相手を圧倒する。もしメタが黒に傾いたら6ドルでは使えなくなるだろう。
Mono U Control V.2ガチ度:4
Creatures
3《深き刻の忍者/Ninja of the Deep Hours》
4《やっかい児/Pestermite》
4《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》
4《尖塔のゴーレム/Spire Golem》
15 cards
Other Spells
4《対抗呪文/Counterspell》
2《綿密な分析/Deep Analysis》
1《払拭/Dispel》
3《除外/Exclude》
3《マナ漏出/Mana Leak》
2《海賊の魔除け/Piracy Charm》
4《定業/Preordain》
2《禁制/Prohibit》
2《鋸刃の矢/Serrated Arrows》
23 cards
Lands
18《島/Island》
4《流砂/Quicksand》
22 cards
Sideboard
2《無効/Annul》
1《綿密な分析/Deep Analysis》
2《払拭/Dispel》
1《残響する真実/Echoing Truth》
4《水流破/Hydroblast》
4《シー・スプライト/Sea Sprite》
1《鋸刃の矢/Serrated Arrows》
15 cards
やっかい児/Pestermite (2)(青)
クリーチャー ? フェアリー(Faerie)・ならず者(Rogue)
瞬速
飛行
やっかい児が戦場に出たとき、パーマネント1つを対象とする。あなたはそれをタップまたはアンタップしてもよい。
2/1
投資額:1
汎用性:3
価格:32ドル
ここで伝統的な青単コントロールを紹介する。これは比較的高価であるが、コントロール好きの君にはもってこいのデッキだ。仕事をこなすだけなので、対戦は刺激的ではないかもしれないが。このデッキの戦略は簡単。重要な呪文を打ち消し、カードを引き、脅威を展開するだけだ。
Mono U Controlガチ度:2
Creatures
4《方解石のカミツキガメ/Calcite Snapper》
2《熟考漂い/Mulldrifter》
2《海門の神官/Sea Gate Oracle》
4《尖塔のゴーレム/Spire Golem》
12 cards
Other Spells
4《対抗呪文/Counterspell》
3《鎖の呪い/Curse of Chains》
2《剥奪/Deprive》
1《残響する真実/Echoing Truth》
2《除外/Exclude》
1《妖精の計略/Faerie Trickery》
4《定業/Preordain》
4《広がりゆく海/Spreading Seas》
4《熟慮/Think Twice》
25 cards
Lands
19《島/Island》
4《流砂/Quicksand》
23 cards
Sideboard
1《鎖の呪い/Curse of Chains》
2《払拭/Dispel》
3《残響する真実/Echoing Truth》
2《水流破/Hydroblast》
1《熟考漂い/Mulldrifter》
2《霊魂放逐/Remove Soul》
4《シー・スプライト/Sea Sprite》
15 cards
対抗呪文/Counterspell (青)(青)
インスタント
呪文1つを対象とし、それを打ち消す。
投資額:3
汎用性:3
価格:14ドル
これは、上のデッキの格安バージョンだ。半分の価格であることは、強力な呪文を失うことを意味するが、それでも充分なパワーを有していると考えている。
Crab Controlガチ度:2
Creatures
3《カブトガニ/Horseshoe Crab》
3《熟考漂い/Mulldrifter》
3《海門の神官/Sea Gate Oracle》
4《尖塔のゴーレム/Spire Golem》
13 cards
Other Spells
2《卑下/Condescend》
4《対抗呪文/Counterspell》
1《残響する真実/Echoing Truth》
2《妖精の計略/Faerie Trickery》
3《思案/Ponder》
4《定業/Preordain》
2《禁制/Prohibit》
3《霊力/Psionic Gift》
1《排撃/Repulse》
3《熟慮/Think Twice》
25 cards
Lands
22《島/Island》
22 cards
Sideboard
1《綿密な分析/Deep Analysis》
1《残響する真実/Echoing Truth》
3《除外/Exclude》
3《水流破/Hydroblast》
3《否認/Negate》
1《鋸刃の矢/Serrated Arrows》
3《絡み線の壁/Wall of Tanglecord》
15 cards
カブトガニ/Horseshoe Crab (2)(青)
クリーチャー ? カニ(Crab)
(青):カブトガニをアンタップする。
1/3
投資額:1
汎用性:3
価格:30ドル
懐かしの《カブトガニ/Horseshoe Crab》と《霊力/Psionic Gift》のコンボを見せるために、私はこのリストを紹介した。君が《カブトガニ》を生かし続けることができるなら強力な戦術になる。このデッキはカウンターによりそれが可能であり、したがって、ゴブリンに有利にゲームができるだろう。
(訳注:えー?)
Stomping Stompyガチ度:4
Creatures
4《日を浴びるルートワラ/Basking Rootwalla》
4《イラクサの歩哨/Nettle Sentinel》
4《クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger》
1《はぐれ象/Rogue Elephant》
2《生命の咆哮の思念/Shinen of Life’s Roar》
4《シラナの岩礁渡り/Silhana Ledgewalker》
4《スカルガンの穴潜み/Skarrgan Pit-Skulk》
3《野生の雑種犬/Wild Mongrel》
26 cards
Other Spells
2《骨断ちの矛槍/Bonesplitter》
4《かき集める勇気/Gather Courage》
4《地うねり/Groundswell》
4《怨恨/Rancor》
3《巨森の蔦/Vines of Vastwood》
17 cards
Lands
17《森/Forest》
17 cards
Sideboard
3《濃霧/Fog》
4《隠れたる蜘蛛/Hidden Spider》
3《大霊の盾/Shield of the Oversoul》
1《生命の咆哮の思念/Shinen of Life’s Roar》
4《Thermokarst》
15 cards
はぐれ象/Rogue Elephant (緑)
クリーチャー ? 象(Elephant)
はぐれ象が戦場に出たとき、あなたが森(Forest)を1つ生け贄に捧げない限り、それを生け贄に捧げる。
3/3
投資額:3
汎用性:2
価格:22ドル
このデッキについては既にdeluxeicoffが語ってくれてる。彼はこのデッキがいかに早く強力であるかを話している。このデッキは、他の多くの主要なデッキと戦うことができる。
必要であれば、擬似コントロールさえプレイできる?(This deck can even play a pseudo-control when it needs to.)だからこのデッキの価格に、君は衝撃を受けるだろう。
(訳注:↓deluxeicoffのPauper Stompyについてのコラム
http://puremtgo.com/articles/pauper-stompy)
Green Postガチ度:3
Creatures
4《オーロクスの獣群/Aurochs Herd》
3《激情の共感者/Fierce Empath》
1《クローサの大牙獣/Krosan Tusker》
4《草茂る胸壁/Overgrown Battlement》
3《ウラモグの破壊者/Ulamog’s Crusher》
4《根の壁/Wall of Roots》
19 cards
Other Spells
1《ファングレンの匪賊/Fangren Marauder》
4《輪作/Crop Rotation》
2《探検/Explore》
4《ムウォンヴーリーの酸苔/Mwonvuli Acid-Moss》
4《刈り取りと種まき/Reap and Sow》
2《Thermokarst》
16 cards
Lands
4《雲上の座/Cloudpost》
12《森/Forest》
4《微光地/Glimmerpost》
1《セジーリのステップ/Sejiri Steppe》
3《平穏な茂み/Tranquil Thicket》
24 cards
Sideboard
3《井戸の汲みつくし/Drain the Well》
3《一瞬の平和/Moment’s Peace》
2《鋸刃の矢/Serrated Arrows》
2《Thermokarst》
2《枝細工下げの古老/Wickerbough Elder》
12 cards
オーロクスの獣群/Aurochs Herd (5)(緑)
クリーチャー ? オーロクス(Aurochs)
トランプル
オーロクスの獣群が戦場に出たとき、あなたはあなたのライブラリーからオーロクス(Aurochs)・カードを1枚探してもよい。そうした場合、それを公開してあなたの手札に加える。そうした場合、あなたのライブラリーを切り直す。
オーロクスの獣群が攻撃するたび、それはターン終了時まで、他の攻撃しているオーロクス1体につき+1/+0の修整を受ける。
4/4
投資額:4
汎用性:2
価格:13ドル
このデッキは、青白黒ストームや青赤ポストのマナ基盤を破壊するために、その人気が上昇した。その上低価格でもあることも人気の秘訣だ。このデッキは、対戦相手の土地を破壊することによって相手の行動を阻害する。そして《ウラモグの破壊者/Ulamog’s Crusher》のようなファッティでゲームを終わらせる。
You’re INFECTED!ガチ度:2
Creatures
4《荒廃のマンバ/Blight Mamba》
4《胆液爪のマイア/Ichorclaw Myr》
4《ラノワールの占い師/Llanowar Augur》
12 cards
Other Spells
4《腐敗狼/Rot Wolf》
4《巨大化/Giant Growth》
4《激励/Invigorate》
4《水蓮の花びら/Lotus Petal》
4《捕食者の一撃/Predator’s Strike》
4《怨恨/Rancor》
4《巨森の蔦/Vines of Vastwood》
20 cards
Lands
20《森/Forest》
20 cards
Sideboard
4《死体の野犬/Corpse Cur》
4《自然の要求/Nature’s Claim》
3《砂嵐/Sandstorm》
4《Thermokarst》
15 cards
荒廃のマンバ/Blight Mamba (1)(緑)
クリーチャー ? 蛇(Snake)
感染(このクリーチャーは、クリーチャーに-1/-1カウンターの形でダメージを与え、プレイヤーに毒(poison)カウンターの形でダメージを与える。)
(1)(緑):荒廃のマンバを再生する。
1/1
投資額:4
汎用性:2
価格:44ドル
MBCガチ度:3
Creatures
3《騒がしいネズミ/Chittering Rats》
4《墓所のネズミ/Crypt Rats》
1《大牙の衆の忍び/Okiba-Gang Shinobi》
4《ファイレクシアの憤怒鬼/Phyrexian Rager》
4《貪欲なるネズミ/Ravenous Rats》
16 cards
Other Spells
3《汚れ/Befoul》
4《堕落/Corrupt》
4《見栄え損ない/Disfigure》
3《破滅の刃/Doom Blade》
4《血の署名/Sign in Blood》
3《発掘/Unearth》
21 cards
Lands
23《沼/Swamp》
23 cards
Sideboard
2《押し寄せる砂/Choking Sands》
4《強迫/Duress》
4《闇の掌握/Grasp of Darkness》
2《大牙の衆の忍び/Okiba-Gang Shinobi》
3《堕落の触手/Tendrils of Corruption》
15 cards
墓所のネズミ/Crypt Rats (2)(黒)
クリーチャー ? ネズミ(Rat)
(X):墓所のネズミは、各クリーチャーと各プレイヤーにそれぞれX点のダメージを与える。このXは黒マナでしか支払えない。
1/1
投資額:4
汎用性:2
価格:10ドル
奴らはまるでゴキブリのように取り除くことが出来ない。お前が忘れた頃に戻ってくる。そして、奴らはお前が隠している手札を落とし、あらゆるクリーチャーを殺す。大量の1/1や2/2しかプレイしないが、奴らにはそれだけで充分だ。奴らはお前の戦略を中断させ、その生命を脅かす。ネズミに包まれて朽ち果てるがいい。
(訳注:すごい眠たくて中二病が発祥してる。)
MBCガチ度:3
Creatures
4《ファイレクシアの憤怒鬼/Phyrexian Rager》
4《貪欲なるネズミ/Ravenous Rats》
2《よじれた嫌悪者/Twisted Abomination》
10 cards
Other Spells
3《堕落/Corrupt》
4《悪魔の布告/Diabolic Edict》
4《困窮/Distress》
1《中断された埋葬/Disturbed Burial》
3《エヴィンカーの正義/Evincar’s Justice》
2《闇の掌握/Grasp of Darkness》
4《血の署名/Sign in Blood》
2《闇の旋動/Spinning Darkness》
4《堕落の触手/Tendrils of Corruption》
27 cards
Lands
23《沼/Swamp》
23 cards
Sideboard
4《ドロスのゴーレム/Dross Golem》
3《強迫/Duress》
2《闇の掌握/Grasp of Darkness》
3《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
2《闇の旋動/Spinning Darkness》
14 cards
悪魔の布告/Diabolic Edict (1)(黒)
インスタント TMP, コモン
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、クリーチャーを1体生け贄に捧げる。
投資額:4
汎用性:2
価格:10ドル
ここでは、古くあまり知られていないカードを利用する別バージョンの黒単コントロールを紹介する。君が伝統的な黒単コントロールに飽きているならば、これはマンネリを防ぐ素晴らしい方法になるだろう。
後半↓に続く
http://mtg2384.diarynote.jp/201103312338379737/
翻訳:Pauper Bucks(後半)
2011年3月31日 MTG Pauper コメント (6)前半↓の続き
http://mtg2384.diarynote.jp/201103312339115073/
投資額:1
汎用性:2
価格:56ドル
Pauperオリジナルのコンボデッキのうちの最も強力なものの一つだ。これは時折2ターン目にストームを貯めることができる。大きい《ぶどう弾/Grapeshot》を撃たれるか、《巣穴からの総出/Empty the Warrens》で大量のゴブリンで殴られるか、3ターン目が嫌になる。
このデッキは嫌われている、大会に出る前にしっかり練習してプレイを理解しておいてくれ。
投資額:1
汎用性:2
価格:50ドル
《ゴブリンの奇襲隊》をプレイしないこと以外TPSと変わりない。私はこんなクソカードを引くことなく安定して対戦相手を倒したいのだ。
(訳注:多分こんな感じ。俺様理論を展開しててよくわからなかったから適当。
Same deal as the other deck TPS deck except it doesn’t play Goblin Bushwhacker which losses a little bit of its power in my opinion. I like to kill my opponent the same turn I go off in order to prevent them from drawing their "Savior" card.)
投資額:1
汎用性:2
価格:56ドル
これはまだ新しいものの、既に広くプレイされており、それなりの理由がある。それは強力で、簡単には憎まれない。このデッキは《大あわての捜索/Frantic Search》や《断絶/Snap》などのたくさんのフリースペルによってストームを稼ぐ。それは、使い魔とバウンスランドによって安いマナ・コストでプレイし、大量のマナを得ることができる。それから《時間の亀裂/Temporal Fissure》をプレイすることで、対戦相手の全てのパーマネントを手札に戻す。もし君がイベントに出るつもりなら、このデッキとの戦い方を練習しておくことだ。
投資額:2
汎用性:3
価格:29ドル
多くのデッキがこのデッキを嫌って土地破壊を積んでいることで、このデッキは現在少し減っている。このデッキは対戦相手の行動をカウンターや火力で対処する。そして巨大な《とどろく雷鳴/Rolling Thunder》や《ウラモグの破壊者/Ulamog’s Crusher》でとどめを指す。
投資額:2
汎用性:3
価格:20ドル
このデッキは青赤ポストと同じ色だが、非常に違っている。青赤ポストはカウンターや火力で対戦相手に対処するが、このデッキは多くのアドバンテージを得られるクリーチャーを使って有利を築き、対戦相手を攻める。
投資額:4
汎用性:3
価格:15ドル
このデッキは非常に面白い。対戦相手が攻撃する間、このデッキは呪文によってそれに対処する。このデッキは勝つためのデッキとは言えないが、支払った値段の分だけ楽しむことはできるだろう。
投資額:2
汎用性:4
価格:27ドル
《一瞬の瞬き/Momentary Blink》は「IT」カードのひとつであったが、最近は見ることが少なくなった。このデッキは人々が忘れた頃にやってきて、このカードがどんなに強力であったのかを教えるだろう。
(訳注:「IT」ってなんぞ?)
投資額:2
汎用性:2
価格:27ドル
ミラディンの傷跡は、《甲殻の鍛冶工/Carapace Forger》と《感電破/Galvanic Blast》のような強力な呪文を加えることによって、このアーキタイプをメタに戻した。4/4を連打する親和の能力はおかしい。《エイトグ/Atog》と《大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault》がデッキに与えた影響も忘れてはならない。
投資額:4
汎用性:4
価格:6ドル
これはなかなかの闘いができる非常に格安なデッキだ。クリーチャー除去、手札破壊、ライフゲインによって対戦相手の戦略を崩す。このデッキは《ギルドパクトの守護者/Guardian of the Guildpact》も印象的だ。6ドルという投資で得られるこのデッキのカードの多くは、他のデッキでも流用できる。
投資額:3
汎用性:3
価格:17ドル
Pauperにはいくつもの危険なオーラがあるので、不思議では無い。《アルマジロの外套/Armadillo Cloak》や《怨恨/Rancor》のようなカードは、コモンにしては強力すぎる。それでもそのポテンシャルは向かい風である。このデッキはその非常に良い例だ。オーラが付いたクリーチャーを除去されにくいが、オーラを付けるのは非常に大変だ。このデッキは、自分のターンにフルタップするデッキに対して強い。しかしクリーチャー除去が得意な相手には1対2交換を取られてしまうことが弱点である。
さて、ここにはデッキリストがいくつもある。もし君がPauperを始めるつもりなら、君のプレイスタイルに合ったデッキがきっとあると思う。私のトップ3はこれだ。
1. Green Stompy
2. Frantic Storm
3. MBC
今回挙げた価格は固定値ではなく、需要に応じて変化するのを覚えておいてほしい。それでは、あなたが自分のデッキを手にし、イベントで勝利できますように。
(訳注:私の英語力は53です。)
http://mtg2384.diarynote.jp/201103312339115073/
The Perfect Stormガチ度:4
Creatures
1《ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhacker》
1 cards
Other Spells
1《渦まく知識/Brainstorm》
4《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》
3《彩色の宝球/Chromatic Sphere》
4《彩色の星/Chromatic Star》
4《暗黒の儀式/Dark Ritual》
4《巣穴からの総出/Empty the Warrens》
4《ぶどう弾/Grapeshot》
3《留まらぬ発想/Ideas Unbound》
4《水蓮の花びら/Lotus Petal》
4《魔力変/Manamorphose》
4《定業/Preordain》
4《炎の儀式/Rite of Flame》
4《血の署名/Sign in Blood》
47 cards
Lands
4《古き泉/Ancient Spring》
2《地熱の割れ目/Geothermal Crevice》
2《用水路/Irrigation Ditch》
4《硫黄孔/Sulfur Vent》
12 cards
Sideboard
1《ディミーアの水路/Dimir Aqueduct》
4《強迫/Duress》
3《残響する衰微/Echoing Decay》
2《鋭い痛み/Flaring Pain》
1《ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhacker》
1《イゼットの煮沸場/Izzet Boilerworks》
3《紅蓮破/Pyroblast》
15 cards
巣穴からの総出/Empty the Warrens (3)(赤)
ソーサリー
赤の1/1のゴブリン(Goblin)・クリーチャー・トークンを2体戦場に出す。
ストーム(あなたがこの呪文を唱えたとき、このターンにそれより前に唱えた呪文1つにつきそれを1回コピーする。)
投資額:1
汎用性:2
価格:56ドル
Pauperオリジナルのコンボデッキのうちの最も強力なものの一つだ。これは時折2ターン目にストームを貯めることができる。大きい《ぶどう弾/Grapeshot》を撃たれるか、《巣穴からの総出/Empty the Warrens》で大量のゴブリンで殴られるか、3ターン目が嫌になる。
このデッキは嫌われている、大会に出る前にしっかり練習してプレイを理解しておいてくれ。
TPS W/O The Bushガチ度:4
Creatures
0 cards
Other Spells
4《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》
4《彩色の宝球/Chromatic Sphere》
4《彩色の星/Chromatic Star》
4《暗黒の儀式/Dark Ritual》
4《巣穴からの総出/Empty the Warrens》
4《ぶどう弾/Grapeshot》
4《留まらぬ発想/Ideas Unbound》
4《水蓮の花びら/Lotus Petal》
4《魔力変/Manamorphose》
4《思案/Ponder》
4《炎の儀式/Rite of Flame》
4《血の署名/Sign in Blood》
48 cards
Lands
4《古き泉/Ancient Spring》
2《地熱の割れ目/Geothermal Crevice》
2《用水路/Irrigation Ditch》
4《硫黄孔/Sulfur Vent》
12 cards
Sideboard
2《ディミーアの水路/Dimir Aqueduct》
4《強迫/Duress》
2《ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhacker》
1《島/Island》
2《煮えたぎる歌/Seething Song》
2《血清の幻視/Serum Visions》
2《引き裂かれた記憶/Shred Memory》
ぶどう弾/Grapeshot (1)(赤)
ソーサリー
クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。ぶどう弾はそれに1点のダメージを与える。
ストーム(あなたがこの呪文を唱えたとき、このターンにそれより前に唱えた呪文1つにつきそれを1回コピーする。あなたはそのコピーの新たな対象を選んでもよい。)
投資額:1
汎用性:2
価格:50ドル
《ゴブリンの奇襲隊》をプレイしないこと以外TPSと変わりない。私はこんなクソカードを引くことなく安定して対戦相手を倒したいのだ。
(訳注:多分こんな感じ。俺様理論を展開しててよくわからなかったから適当。
Same deal as the other deck TPS deck except it doesn’t play Goblin Bushwhacker which losses a little bit of its power in my opinion. I like to kill my opponent the same turn I go off in order to prevent them from drawing their "Savior" card.)
Esper Comboガチ度:4
Creatures
4《フェアリーの大群/Cloud of Faeries》
1《記憶の壁/Mnemonic Wall》
4《熟考漂い/Mulldrifter》
4《夜景学院の使い魔/Nightscape Familiar》
4《陽景学院の使い魔/Sunscape Familiar》
17 cards
Other Spells
4《強迫的な研究/Compulsive Research》
3《綿密な分析/Deep Analysis》
3《予感/Foresee》
4《大あわての捜索/Frantic Search》
4《断絶/Snap》
3《時間の亀裂/Temporal Fissure》
21 cards
Lands
3《アゾリウスの大法官庁/Azorius Chancery》
3《ディミーアの水路/Dimir Aqueduct》
3《進化する未開地/Evolving Wilds》
6《島/Island》
2《平地/Plains》
1《沼/Swamp》
4《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》
22 cards
Sideboard
4《水流破/Hydroblast》
3《孤独な宣教師/Lone Missionary》
3《虹色の断片/Prismatic Strands》
1《逆行/Regress》
4《ヴィダルケンの異国者/Vedalken Outlander》
15 cards
時間の亀裂/Temporal Fissure (4)(青)
ソーサリー
パーマネント1つを対象とし、それをオーナーの手札に戻す。
ストーム(あなたがこの呪文を唱えたとき、このターンにそれより前に唱えた呪文1つにつきそれを1回コピーする。あなたはそのコピーの新たな対象を選んでもよい。)
投資額:1
汎用性:2
価格:56ドル
これはまだ新しいものの、既に広くプレイされており、それなりの理由がある。それは強力で、簡単には憎まれない。このデッキは《大あわての捜索/Frantic Search》や《断絶/Snap》などのたくさんのフリースペルによってストームを稼ぐ。それは、使い魔とバウンスランドによって安いマナ・コストでプレイし、大量のマナを得ることができる。それから《時間の亀裂/Temporal Fissure》をプレイすることで、対戦相手の全てのパーマネントを手札に戻す。もし君がイベントに出るつもりなら、このデッキとの戦い方を練習しておくことだ。
RU Postガチ度:3
Creatures
2《ウラモグの破壊者/Ulamog’s Crusher》
2 cards
Other Spells
1《弧状の稲妻/Arc Lightning》
2《妙計/Brilliant Plan》
1《転覆/Capsize》
4《強迫的な研究/Compulsive Research》
2《卑下/Condescend》
3《地の裂け目/Earth Rift》
1《炎の突き/Flame Jab》
2《炎の斬りつけ/Flame Slash》
2《大あわての捜索/Frantic Search》
2《稲妻/Lightning Bolt》
4《マナ漏出/Mana Leak》
4《定業/Preordain》
3《予言のプリズム/Prophetic Prism》
2《とどろく雷鳴/Rolling Thunder》
2《石の雨/Stone Rain》
35 cards
Lands
4《雲上の座/Cloudpost》
4《微光地/Glimmerpost》
7《島/Island》
2《イゼットの煮沸場/Izzet Boilerworks》
6《山/Mountain》
23 cards
Sideboard
3《古えの遺恨/Ancient Grudge》
1《地の裂け目/Earth Rift》
3《ゴリラのシャーマン/Gorilla Shaman》
2《水流破/Hydroblast》
1《否認/Negate》
2《紅蓮破/Pyroblast》
1《地鳴りの揺るぎ/Seismic Shudder》
13 cards
とどろく雷鳴/Rolling Thunder (X)(赤)(赤)
ソーサリー
好きな数のクリーチャーとプレイヤーの組み合わせを対象とする。とどろく雷鳴は、それらにX点のダメージを望むように割り振って与える。
投資額:2
汎用性:3
価格:29ドル
多くのデッキがこのデッキを嫌って土地破壊を積んでいることで、このデッキは現在少し減っている。このデッキは対戦相手の行動をカウンターや火力で対処する。そして巨大な《とどろく雷鳴/Rolling Thunder》や《ウラモグの破壊者/Ulamog’s Crusher》でとどめを指す。
RU Controlガチ度:2
Creatures
2《イゼットの時術師/Izzet Chronarch》
4《熟考漂い/Mulldrifter》
3《深き刻の忍者/Ninja of the Deep Hours》
2《海門の神官/Sea Gate Oracle》
2《蒸気核の奇魔/Steamcore Weird》
13 cards
Other Spells
4《強迫的な研究/Compulsive Research》
4《対抗呪文/Counterspell》
2《剥奪/Deprive》
2《除外/Exclude》
3《炎の斬りつけ/Flame Slash》
4《稲妻/Lightning Bolt》
4《雪崩し/Skred》
23 cards
Lands
3《進化する未開地/Evolving Wilds》
10《冠雪の島/Snow-Covered Island》
8《冠雪の山/Snow-Covered Mountain》
3《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》
24 cards
Sideboard
3《妨害の接触/Hindering Touch》
1《イゼットの時術師/Izzet Chronarch》
3《紅蓮破/Pyroblast》
1《海門の神官/Sea Gate Oracle》
2《地鳴りの揺るぎ/Seismic Shudder》
1《蒸気核の奇魔/Steamcore Weird》
4《石の雨/Stone Rain》
15 cards
蒸気核の奇魔/Steamcore Weird (3)(青)
クリーチャー — 奇魔(Weird)
蒸気核の奇魔が戦場に出たとき、蒸気核の奇魔を唱えるために(赤)が使われた場合、クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。蒸気核の奇魔はそれに2点のダメージを与える。
1/3
投資額:2
汎用性:3
価格:20ドル
このデッキは青赤ポストと同じ色だが、非常に違っている。青赤ポストはカウンターや火力で対戦相手に対処するが、このデッキは多くのアドバンテージを得られるクリーチャーを使って有利を築き、対戦相手を攻める。
Team Americaガチ度:2
Creatures
4《熟考漂い/Mulldrifter》
4《戦隊の鷹/Squadron Hawk》
4《粗石の魔道士/Trinket Mage》
12 cards
Other Spells
1《骨断ちの矛槍/Bonesplitter》
4《渦まく知識/Brainstorm》
2《主の募兵/Cenn’s Enlistment》
2《対抗呪文/Counterspell》
4《未達への旅/Journey to Nowhere》
2《起源の呪文爆弾/Origin Spellbomb》
2《霊魂放逐/Remove Soul》
4《広がりゆく海/Spreading Seas》
1《シルヴォクの生命杖/Sylvok Lifestaff》
22 cards
Lands
2《古えの居住地/Ancient Den》
2《アゾリウスの大法官庁/Azorius Chancery》
2《エスパーの全景/Esper Panorama》
1《進化する未開地/Evolving Wilds》
8《島/Island》
4《孤立した砂州/Lonely Sandbar》
3《平地/Plains》
2《教議会の座席/Seat of the Synod》
2《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》
26 cards
Sideboard
2《対抗呪文/Counterspell》
2《払拭/Dispel》
3《信仰の足枷/Faith’s Fetters》
2《Holy Light》
4《水流破/Hydroblast》
2《忘却の輪/Oblivion Ring》
15 cards
主の募兵/Cenn’s Enlistment (3)(白)
ソーサリー
白の1/1のキスキン(Kithkin)・兵士(Soldier)クリーチャー・トークンを2体戦場に出す。
回顧(あなたはこのカードを、それの他のコストの支払いに加えて土地カードを1枚捨てることで、このカードをあなたの墓地から唱えてもよい。)
投資額:4
汎用性:3
価格:15ドル
このデッキは非常に面白い。対戦相手が攻撃する間、このデッキは呪文によってそれに対処する。このデッキは勝つためのデッキとは言えないが、支払った値段の分だけ楽しむことはできるだろう。
RWU Blinkガチ度:2
Creatures
2《エイヴンの裂け目追い/Aven Riftwatcher》
4《器用な決闘者/Deft Duelist》
2《イゼットの時術師/Izzet Chronarch》
4《熟考漂い/Mulldrifter》
12 cards
Other Spells
2《取り消し/Cancel》
3《強迫的な研究/Compulsive Research》
4《対抗呪文/Counterspell》
2《綿密な分析/Deep Analysis》
2《除外/Exclude》
3《炎の稲妻/Firebolt》
3《稲妻/Lightning Bolt》
2《一瞬の瞬き/Momentary Blink》
3《雪崩し/Skred》
24 cards
Lands
1《アゾリウスの大法官庁/Azorius Chancery》
1《ボロスの駐屯地/Boros Garrison》
1《エスパーの全景/Esper Panorama》
4《進化する未開地/Evolving Wilds》
2《グリクシスの全景/Grixis Panorama》
1《イゼットの煮沸場/Izzet Boilerworks》
6《冠雪の島/Snow-Covered Island》
4《冠雪の山/Snow-Covered Mountain》
4《冠雪の平地/Snow-Covered Plains》
24 cards
Sideboard
2《エイヴンの裂け目追い/Aven Riftwatcher》
2《神聖/Hallow》
3《虹色の断片/Prismatic Strands》
4《紅蓮破/Pyroblast》
2《地の底のシャンブラー/Subterranean Shambler》
2《渦巻く砂嵐/Swirling Sandstorm》
15 cards
一瞬の瞬き/Momentary Blink (1)(白)
インスタント
あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とし、それを追放する。その後それをオーナーのコントロール下で戦場に戻す。
フラッシュバック(3)(青)(あなたはあなたの墓地にあるこのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)
投資額:2
汎用性:4
価格:27ドル
《一瞬の瞬き/Momentary Blink》は「IT」カードのひとつであったが、最近は見ることが少なくなった。このデッキは人々が忘れた頃にやってきて、このカードがどんなに強力であったのかを教えるだろう。
(訳注:「IT」ってなんぞ?)
Affinityガチ度:4
Creatures
4《エイトグ/Atog》
4《甲殻の鍛冶工/Carapace Forger》
4《大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault》
4《金属ガエル/Frogmite》
4《マイアの処罰者/Myr Enforcer》
20 cards
Other Spells
4《彩色の星/Chromatic Star》
2《飛行の呪文爆弾/Flight Spellbomb》
4《感電破/Galvanic Blast》
4《水蓮の花びら/Lotus Petal》
2《黄鉄の呪文爆弾/Pyrite Spellbomb》
3《バネ葉の太鼓/Springleaf Drum》
1《テラリオン/Terrarion》
4《物読み/Thoughtcast》
24 cards
Lands
3《アゾリウスの大法官庁/Azorius Chancery》
3《ディミーアの水路/Dimir Aqueduct》
3《進化する未開地/Evolving Wilds》
4《大焼炉/Great Furnace》
4《教議会の座席/Seat of the Synod》
4《伝承の樹/Tree of Tales》
4《囁きの大霊堂/Vault of Whispers》
25 cards
Sideboard
2《強迫/Duress》
3《クラーク族のシャーマン/Krark-Clan Shaman》
2《黄鉄の呪文爆弾/Pyrite Spellbomb》
4《倒壊/Raze》
4《呪文貫き/Spell Pierce》
15 cards
エイトグ/Atog (1)(赤)
クリーチャー — エイトグ(Atog)
アーティファクトを1つ生け贄に捧げる:エイトグ(Atog)は、ターン終了時まで+2/+2の修整を受ける。
1/2
投資額:2
汎用性:2
価格:27ドル
ミラディンの傷跡は、《甲殻の鍛冶工/Carapace Forger》と《感電破/Galvanic Blast》のような強力な呪文を加えることによって、このアーキタイプをメタに戻した。4/4を連打する親和の能力はおかしい。《エイトグ/Atog》と《大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault》がデッキに与えた影響も忘れてはならない。
Orzhov Controlガチ度:2
Creatures
4《エイヴンの裂け目追い/Aven Riftwatcher》
3《盲目の狩人/Blind Hunter》
3《ギルドパクトの守護者/Guardian of the Guildpact》
4《砂の殉教者/Martyr of Sands》
2《大牙の衆の忍び/Okiba-Gang Shinobi》
4《金切り声の混種/Shrieking Grotesque》
4《戦隊の鷹/Squadron Hawk》
1《ウラモグの破壊者/Ulamog’s Crusher》
25 cards
Other Spells
2《酷評/Castigate》
3《見栄え損ない/Disfigure》
2《破滅の刃/Doom Blade》
1《無残な収穫/Grim Harvest》
4《発掘/Unearth》
12 cards
Lands
1《進化する未開地/Evolving Wilds》
4《オルゾフの聖堂/Orzhov Basilica》
2《平地/Plains》
6《冠雪の平地/Snow-Covered Plains》
6《冠雪の沼/Snow-Covered Swamp》
1《沼/Swamp》
3《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》
23 cards
Sideboard
2《汚れ/Befoul》
2《酷評/Castigate》
4《押し寄せる砂/Choking Sands》
2《破滅の刃/Doom Blade》
3《残響する衰微/Echoing Decay》
2《忘却の輪/Oblivion Ring》
15 cards
盲目の狩人/Blind Hunter (2)(白)(黒)
クリーチャー — コウモリ(Bat)
飛行
憑依(このカードが戦場から墓地に置かれたとき、クリーチャー1体を対象とする。このカードをそれに憑依している状態で追放する。)
盲目の狩人が戦場に出るか、それが憑依しているクリーチャーが墓地に置かれたとき、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは2点のライフを失い、あなたは2点のライフを得る。
2/2
投資額:4
汎用性:4
価格:6ドル
これはなかなかの闘いができる非常に格安なデッキだ。クリーチャー除去、手札破壊、ライフゲインによって対戦相手の戦略を崩す。このデッキは《ギルドパクトの守護者/Guardian of the Guildpact》も印象的だ。6ドルという投資で得られるこのデッキのカードの多くは、他のデッキでも流用できる。
Auras for Allガチ度:2
Creatures
4《バントの信刃/Bant Sureblade》
4《ギルドパクトの守護者/Guardian of the Guildpact》
4《ナヤの静刃/Naya Hushblade》
4《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》
4《安寧砦の精鋭/Safehold Elite》
4《シラナの岩礁渡り/Silhana Ledgewalker》
24 cards
Other Spells
4《アルマジロの外套/Armadillo Cloak》
4《怨恨/Rancor》
4《大霊の盾/Shield of the Oversoul》
3《荒原の境界石/Wildfield Borderpost》
15 cards
Lands
10《森/Forest》
10《平地/Plains》
1《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》
21 cards
Sideboard
3《真紅の見習い僧/Crimson Acolyte》
2《虹色の断片/Prismatic Strands》
3《砂嵐/Sandstorm》
3《軍旗の旗手/Standard Bearer》
4《ヴァレロンの異国者/Valeron Outlander》
15 cards
アルマジロの外套/Armadillo Cloak (1)(緑)(白)
エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは、+2/+2の修整を受けるとともにトランプルを持つ。
エンチャントされているクリーチャーがダメージを与えるたび、あなたはその点数に等しい点数のライフを得る。
投資額:3
汎用性:3
価格:17ドル
Pauperにはいくつもの危険なオーラがあるので、不思議では無い。《アルマジロの外套/Armadillo Cloak》や《怨恨/Rancor》のようなカードは、コモンにしては強力すぎる。それでもそのポテンシャルは向かい風である。このデッキはその非常に良い例だ。オーラが付いたクリーチャーを除去されにくいが、オーラを付けるのは非常に大変だ。このデッキは、自分のターンにフルタップするデッキに対して強い。しかしクリーチャー除去が得意な相手には1対2交換を取られてしまうことが弱点である。
さて、ここにはデッキリストがいくつもある。もし君がPauperを始めるつもりなら、君のプレイスタイルに合ったデッキがきっとあると思う。私のトップ3はこれだ。
1. Green Stompy
2. Frantic Storm
3. MBC
今回挙げた価格は固定値ではなく、需要に応じて変化するのを覚えておいてほしい。それでは、あなたが自分のデッキを手にし、イベントで勝利できますように。
(訳注:私の英語力は53です。)
前回の↓が意外と好評だったので続けてみる。
誰得企画:Pauperなんてマイナーなフォーマットの開始から現在までのメタの変遷
http://mtg2384.diarynote.jp/201101080243335422/
10秒でわかる前回のまとめ(2010年12月まで)
色々あったけど『赤単ゴブリン』と『青単クロックパーミッション』が強かったよ!
MBSが追加されてから『金属術親和』『青赤ポスト』『青白黒ストーム』が出てきたよ!
今のところ『赤単ゴブリン』が強いけどこれからどうなるかな?
というわけで今回は、12月を多少振り返るところから始めて現在までのメタの動きを見ていきます。
あと、前回はデッキ名だけ挙げて中身は何も説明してなかったので、今回はサンプルのデッキリストなんて挙げながらやっていきます。
○~12月中旬
『赤単ゴブリン』一強で、他の四つのデッキに大きな差を付けていました。
結論を先に言ってしまうと、それからもずっと『赤単ゴブリン』はTier1であり続けています。11月頃が特に『赤単ゴブリン』が溢れており、その頃に比べると全体の中での比率は少なめなので、今はまだ他のデッキにも人権がある方です。
1年半前に結果を残して以来『赤単ゴブリン』は常にメタに絡み続けており、幾度か強力な対抗馬が現れてトップを明け渡したことがあるものの、その度に復活してトップを取り返しています。そんな環境なので、Pauperのメタを考察する際にはどうしても「現在の『赤単ゴブリン』の対抗馬は何か?」的な考え方になってしまいます。これから先はそれを前提に読んでください。
Pauperでの『赤単ゴブリン』はレガシーでの『ゴブリン』とは違い速度に特化しており、レガシーでの『Zoo』に近い立場です。
一般的なリストでも1マナ域生物が20枚以上で、ほとんどの場合3マナ生物は不採用。Pauperは全体除去が乏しいという環境の特性に対し、1T目からマナレシオの良い生物をどんどん横に並べて《ゴブリンの奇襲隊》と火力で一気に押し切ります。《ゴブリンの群勢》や《モグの下働き》のデメリットをできるだけ無視できるようにデッキが組まれており、デッキが金太郎飴な上に同型再版で実質8枚入っているカードがあるため動きも安定しています。易い速い強いと三拍子揃っている上に多少の相性差ならひっくり返すくらいのブン回りもあります。
○12月下旬~1月上旬
ME4追加により『金属術親和』が強化されました。
Pauperでの『親和』はレガシーの『親和』とは違い、《羽ばたき飛行機械》のような0マナ生物はおらず《頭蓋囲い》も禁止されているため、速度に特化したデッキではありません。序盤から4/4を連打してサイズで踏み荒らすという、やることが単純に強い類のデッキです。
ME4で《エイトグ》がコモンで収録されたことで、能動的に《大霊堂の信奉者》の能力を誘発させるいわゆる『グレ神話』の動きが可能になりました。《大霊堂の信奉者》の能力を誘発させること自体は以前から《クラーク族のシャーマン》と組み合わせることで可能でしたが、《クラーク族のシャーマン》はどちらかと言えば特定のデッキに対するメタカードである上に、単体での殴り値が低くデッキ全体の動きに合っていないことが問題でしたが、より能動的に能力を使える上に単体でも強力に殴れる《エイトグ》が入ったことで、デッキとしてのまとまりが良くなりました。
単純なデッキパワーが高い上にブン回りもあり、トップメタの『赤単ゴブリン』に対してもサイズで勝負できるため、『金属術親和』は『赤単ゴブリン』をも凌ぐほどの勢いを得ます。しかし、手札の消費が激しく生物を丁寧に除去されるとすぐに息切れしてしまう上、アーティファクト破壊というわかりやすい弱点まであるため、活躍しすぎた『金属術親和』は強力にメタられてしまいました。現在もTier2として活躍していますが、この頃のような勢いはもうありません。
○1月中旬
『青赤ポスト』はこの頃に大きく出世しました。
環境一番の低速コントロールデッキです。
火力で場をコントロールしながら神座を揃え、《雲上の座》からの重いスペルでフィニッシュします。初動が遅いという弱点を《微光地》が補ってくれ、クロックの細いデッキが相手ならばアドバンテージ勝負になるまで充分に持ちこたえられます。二色デッキで無色ランド8枚という土地事情を支えている影の立役者が《予言のプリズム》で、これを頼りに三色目をタッチすることも多いです。あとはメタる相手によって色々と変わります。
SOMが追加されてからすぐに増加し、12月の中旬には『金属術親和』と共に『赤単ゴブリン』の対抗馬でしたが、『金属術親和』が強化されて一時的にTier2に追いやられました。しかしその後『金属術親和』をメタることで再び数を増やしました。単純にデッキパワーはかなり高いのですが、低速のコントロールデッキは受動的に動くためにどうしてもメタる相手を選ばなければ勝ち残れず、新しい強力なデッキが現れては対応し切れず数を減らして、そのデッキをメタって再び数を増やして、を繰り返しています。現在は『青白黒ストーム』に食われてTier2にいますが、近いうちによりコンボに強い形になってTier1に戻ってくると思います。
またこの頃から、長くメタに絡み続けていた『青単クロックパーミッション』が衰退していきます。
レガシーでは『青単クロックパーミッション』のようなデッキはほとんどありませんが、あえて挙げるなら『青緑スレッショルド』が動きが近いです。ただしマナ拘束戦略は当然できませんし、《タルモゴイフ》のような強力なクロックもいません。
このデッキは《呪文づまりのスプライト》や《尖塔のゴーレム》等の隙を作らないフィニッシャーをカウンターで守って勝ち逃げます。コントロール相手にアドバンテージ勝負になると弱いため、そうなる前にこの細いクロックで殴り切らなければなりません。
『青単クロックパーミッション』は非常に良いデッキですが、上記の通りクロックが細く、場に出てしまった脅威への解答も薄いため、一つ一つの動きが強いデッキではありません。このデッキが登場して一気に数が増えた頃の『赤単ゴブリン』の対抗馬は『青黒赤ストーム』『青系コントロール』『白単アグロ』だったため、コンボやコントロール相手にはカウンターを構えながら殴り切り、『白単アグロ』も生物のサイズは小さめだったので《流砂》や《海賊の魔除け》で充分に対処可能でした。しかし現在は、『青赤ポスト』には《微光地》でアドバンテージ勝負になるまで時間を稼がれ、『金属術親和』には序盤から4/4を連打され、メタ的に非常に弱い立場になってしまいました。この頃からどんどん数が減り、現在『青単クロックパーミッション』はほとんど見られなくなりました。より低速にシフトした『青単コントロール』なども試されていますが今のところメタに関わるような結果は残せていません。いつかコンボ過多なメタになればまた現れるかもしれません。
『青単クロックパーミッション』と入れ替わるようにメタに参戦してきたのが、『青黒赤ストーム』と『黒単コントロール』です。
Pauperでの『青黒赤ストーム』はレガシーの『ANT』のような立場です。
当然《むかつき》も《教示者》も無いため手札もマナも割とカツカツで、レガシーのコンボデッキと比べたら速度も安定性も低いですが、それでも対策を怠ると何もできずに《ぶどう弾》×20されたり、対策してても「1T目にゴブリンが10体並んだ」とかたまにあります。
かつて『赤単ゴブリン』すら食い散らかしたPauperを代表するコンボデッキですが、明確な対策が講じられ、更に『青単クロックパーミッション』にメタられてからは衰退し、あまり大きく活躍することはありませんでした。しかしそれでも根強い人気を誇り、またじわじわとその数を増やして現在もTier2にいます。
○1月下旬
『青黒赤ストーム』と共にメタに参戦してきた『黒単コントロール』は、この頃に大きく出世しました。
Pauper環境初期に『親和』『緑白スリヴァー』などのビートダウンの対抗馬として既にこれの原型となるデッキが存在していました。
《ファイレクシアの憤怒鬼》《騒がしいネズミ》などで相打ちを取りながらアドバンテージを稼ぎ、相手の手札が尽きた頃に自分のクロックが数体残って殴り勝つ、というデッキです。環境初期にはメインに積まれていた《堕落の触手》が現在はサイドになっていますが、その分ビートダウンに弱くなったかと言えばそうでもなく、環境初期には存在しなかった1マナ除去《見栄え損ない》により補強されています。軽い単体除去に加えて数少ない全体除去である《墓所のネズミ》まで備え、正面から攻めてくるビートダウンに対してかなり強いです。また、ハンデスによりコンボデッキに対してもメインからある程度有利に戦えます。さらに、相手が事故っているときには《騒がしいネズミ》がさながら《Time Walk》のように働き、『赤単ゴブリン』とはまた違ったブン回りができます。
しかし基本的にやることが地味で、アドバンテージもコツコツと積み重ねなければならず、クロックが大きくないため、自分よりも多くのアドバンテージを得られる相手が苦手で、『青赤ポスト』との相性はかなり悪いです。そのため上のリストなど復帰当初は《汚れ》がメインから積まれていましたが、ランデスを4枚積んだ程度では効果が薄く、現在はそのスロットは《よじれた嫌悪者》などに戻り、サイドからランデス8枚体制が一般的です。
とはいえ『青赤ポスト』以外のほとんどのデッキと戦えるため、現在もTier1に存在しています。
○2月上旬
この頃から『青白黒ストーム』が勢いを増します。
一部ではフリースペルストームなんて呼ばれてるデッキです。同じストームデッキでも『青黒赤ストーム』が『ANT』に近い動きなのに対し、これは『断絶デザイア』に近い動きをします。
《使い魔》や2マナランドを用意した上でフリースペルを唱えるとマナが増えるので、そのマナでドロー呪文を唱え、引いたフリースペルでマナを増やす、ということを繰り返します。こうしてストームとマナを稼いだ後に《時間の亀裂》で対戦相手のパーマネントを全て手札に戻し、ゆっくり殴り倒します。準備が必要なため『青黒赤ストーム』よりも始動が遅く、ブン回りで一気にコンボを決めることはできませんが、その分一度回り始めてしまえば安定してフィニッシュまで持っていくことができます。
構築されてからしばらくはTier2で燻っていましたが、最近どんどん数を増やし、現在はTier1の中でも特に良い結果を残しています。
○というわけで今は
Tier1
『青白黒ストーム』 (そうか僕は王子だったのか)
『赤単ゴブリン』 (ソリティアどっかいけ)
『黒単コントロール』(青赤ポスト帰ってくんなよ)
Tier2
『青赤ポスト』 (コンボとかメッタメタにしてやんよ!)
『金属術親和』 (俺ってそろそろメタり対象から外れるんじゃね?)
『青黒赤ストーム』 (ちょっコンボメタとかやめろし)
Rogue
『青単クロックパーミッション』(返事が無いただのしかば
(その他の多くのデッキ)
こんな感じになっています。
すごい久しぶりにまともなこと書いた気がする。
誰得企画:Pauperなんてマイナーなフォーマットの開始から現在までのメタの変遷
http://mtg2384.diarynote.jp/201101080243335422/
10秒でわかる前回のまとめ(2010年12月まで)
色々あったけど『赤単ゴブリン』と『青単クロックパーミッション』が強かったよ!
MBSが追加されてから『金属術親和』『青赤ポスト』『青白黒ストーム』が出てきたよ!
今のところ『赤単ゴブリン』が強いけどこれからどうなるかな?
というわけで今回は、12月を多少振り返るところから始めて現在までのメタの動きを見ていきます。
あと、前回はデッキ名だけ挙げて中身は何も説明してなかったので、今回はサンプルのデッキリストなんて挙げながらやっていきます。
○~12月中旬
『赤単ゴブリン』一強で、他の四つのデッキに大きな差を付けていました。
赤単ゴブリン/Goblin
2011 / 01 / 22 Pauper Event #2007096 第4位
使用者:Pedro_Kilpp
Main Deck
16《山/Mountain》
4《ゴブリンの付け火屋/Goblin Arsonist》
4《ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhacker》
4《ゴブリンの群勢/Goblin Cohort》
4《ゴブリンのそり乗り/Goblin Sledder》
4《ジャッカルの使い魔/Jackal Familiar》
4《モグの徴集兵部隊/Mogg Conscripts》
4《モグの下働き/Mogg Flunkies》
4《モグの略奪者/Mogg Raider》
4《モグの戦争司令官/Mogg War Marshal》
4《Chain Lightning》
4《稲妻/Lightning Bolt》
Sideboard
2《鋭い痛み/Flaring Pain》
4《紅蓮破/Pyroblast》
3《倒壊/Raze》
3《地鳴りの揺るぎ/Seismic Shudder》
3《粉々/Smash to Smithereens》
結論を先に言ってしまうと、それからもずっと『赤単ゴブリン』はTier1であり続けています。11月頃が特に『赤単ゴブリン』が溢れており、その頃に比べると全体の中での比率は少なめなので、今はまだ他のデッキにも人権がある方です。
1年半前に結果を残して以来『赤単ゴブリン』は常にメタに絡み続けており、幾度か強力な対抗馬が現れてトップを明け渡したことがあるものの、その度に復活してトップを取り返しています。そんな環境なので、Pauperのメタを考察する際にはどうしても「現在の『赤単ゴブリン』の対抗馬は何か?」的な考え方になってしまいます。これから先はそれを前提に読んでください。
Pauperでの『赤単ゴブリン』はレガシーでの『ゴブリン』とは違い速度に特化しており、レガシーでの『Zoo』に近い立場です。
一般的なリストでも1マナ域生物が20枚以上で、ほとんどの場合3マナ生物は不採用。Pauperは全体除去が乏しいという環境の特性に対し、1T目からマナレシオの良い生物をどんどん横に並べて《ゴブリンの奇襲隊》と火力で一気に押し切ります。《ゴブリンの群勢》や《モグの下働き》のデメリットをできるだけ無視できるようにデッキが組まれており、デッキが金太郎飴な上に同型再版で実質8枚入っているカードがあるため動きも安定しています。易い速い強いと三拍子揃っている上に多少の相性差ならひっくり返すくらいのブン回りもあります。
○12月下旬~1月上旬
ME4追加により『金属術親和』が強化されました。
金属術親和/Metalcraft Affinity
2011 / 01 / 10 Pauper Event #1953965 4-0
使用者:twoduckcubed
Main Deck
1《古えの居住地/Ancient Den》
4《大焼炉/Great Furnace》
4《教議会の座席/Seat of the Synod》
4《伝承の樹/Tree of Tales》
4《囁きの大霊堂/Vault of Whispers》
4《エイトグ/Atog》
4《甲殻の鍛冶工/Carapace Forger》
4《大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault》
4《金属ガエル/Frogmite》
4《マイアの処罰者/Myr Enforcer》
4《彩色の星/Chromatic Star》
4《感電破/Galvanic Blast》
4《水蓮の花びら/Lotus Petal》
3《黄鉄の呪文爆弾/Pyrite Spellbomb》
2《バネ葉の太鼓/Springleaf Drum》
2《テラリオン/Terrarion》
4《物読み/Thoughtcast》
Sideboard
2《汚染された地/Contaminated Ground》
3《真紅の見習い僧/Crimson Acolyte》
3《ゴリラのシャーマン/Gorilla Shaman》
2《クラーク族のシャーマン/Krark-Clan Shaman》
4《紅蓮破/Pyroblast》
1《倒壊/Raze》
Pauperでの『親和』はレガシーの『親和』とは違い、《羽ばたき飛行機械》のような0マナ生物はおらず《頭蓋囲い》も禁止されているため、速度に特化したデッキではありません。序盤から4/4を連打してサイズで踏み荒らすという、やることが単純に強い類のデッキです。
ME4で《エイトグ》がコモンで収録されたことで、能動的に《大霊堂の信奉者》の能力を誘発させるいわゆる『グレ神話』の動きが可能になりました。《大霊堂の信奉者》の能力を誘発させること自体は以前から《クラーク族のシャーマン》と組み合わせることで可能でしたが、《クラーク族のシャーマン》はどちらかと言えば特定のデッキに対するメタカードである上に、単体での殴り値が低くデッキ全体の動きに合っていないことが問題でしたが、より能動的に能力を使える上に単体でも強力に殴れる《エイトグ》が入ったことで、デッキとしてのまとまりが良くなりました。
単純なデッキパワーが高い上にブン回りもあり、トップメタの『赤単ゴブリン』に対してもサイズで勝負できるため、『金属術親和』は『赤単ゴブリン』をも凌ぐほどの勢いを得ます。しかし、手札の消費が激しく生物を丁寧に除去されるとすぐに息切れしてしまう上、アーティファクト破壊というわかりやすい弱点まであるため、活躍しすぎた『金属術親和』は強力にメタられてしまいました。現在もTier2として活躍していますが、この頃のような勢いはもうありません。
○1月中旬
『青赤ポスト』はこの頃に大きく出世しました。
青赤ポスト/UR Post
2011 / 02 / 04 Pauper Event #2044688 4-0
使用者:Butakov
Main Deck
4《雲上の座/Cloudpost》
4《微光地/Glimmerpost》
6《島/Island》
2《イゼットの煮沸場/Izzet Boilerworks》
5《山/Mountain》
2《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》
1《記憶の壁/Mnemonic Wall》
1《熟考漂い/Mulldrifter》
2《ウラモグの破壊者/Ulamog’s Crusher》
1《弧状の稲妻/Arc Lightning》
1《転覆/Capsize》
4《強迫的な研究/Compulsive Research》
4《卑下/Condescend》
3《探検の地図/Expedition Map》
2《炎の稲妻/Firebolt》
2《炎の斬りつけ/Flame Slash》
3《稲妻/Lightning Bolt》
4《マナ漏出/Mana Leak》
1《深遠の謎/Mysteries of the Deep》
1《神秘の指導/Mystical Teachings》
4《予言のプリズム/Prophetic Prism》
2《とどろく雷鳴/Rolling Thunder》
1《よろめきショック/Staggershock》
Sideboard
2《地の裂け目/Earth Rift》
1《溶暗/Fade Away》
1《炎の斬りつけ/Flame Slash》
1《熟考漂い/Mulldrifter》
4《否認/Negate》
4《石の雨/Stone Rain》
2《微震/Tremor》
環境一番の低速コントロールデッキです。
火力で場をコントロールしながら神座を揃え、《雲上の座》からの重いスペルでフィニッシュします。初動が遅いという弱点を《微光地》が補ってくれ、クロックの細いデッキが相手ならばアドバンテージ勝負になるまで充分に持ちこたえられます。二色デッキで無色ランド8枚という土地事情を支えている影の立役者が《予言のプリズム》で、これを頼りに三色目をタッチすることも多いです。あとはメタる相手によって色々と変わります。
SOMが追加されてからすぐに増加し、12月の中旬には『金属術親和』と共に『赤単ゴブリン』の対抗馬でしたが、『金属術親和』が強化されて一時的にTier2に追いやられました。しかしその後『金属術親和』をメタることで再び数を増やしました。単純にデッキパワーはかなり高いのですが、低速のコントロールデッキは受動的に動くためにどうしてもメタる相手を選ばなければ勝ち残れず、新しい強力なデッキが現れては対応し切れず数を減らして、そのデッキをメタって再び数を増やして、を繰り返しています。現在は『青白黒ストーム』に食われてTier2にいますが、近いうちによりコンボに強い形になってTier1に戻ってくると思います。
またこの頃から、長くメタに絡み続けていた『青単クロックパーミッション』が衰退していきます。
青単クロックパーミッション/Blue Clock Permission
2010 / 12 / 25 Pauper Event #190645 4-0
使用者:Plaguelord01
Main Deck
18《島/Island》
4《流砂/Quicksand》
2《熟考漂い/Mulldrifter》
4《深き刻の忍者/Ninja of the Deep Hours》
4《やっかい児/Pestermite》
4《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》
4《尖塔のゴーレム/Spire Golem》
4《対抗呪文/Counterspell》
4《魔力の乱れ/Force Spike》
4《海賊の魔除け/Piracy Charm》
4《定業/Preordain》
4《禁制/Prohibit》
Sideboard
2《払拭/Dispel》
2《残響する真実/Echoing Truth》
2《妨害の接触/Hindering Touch》
4《水流破/Hydroblast》
1《熟考漂い/Mulldrifter》
4《シー・スプライト/Sea Sprite》
レガシーでは『青単クロックパーミッション』のようなデッキはほとんどありませんが、あえて挙げるなら『青緑スレッショルド』が動きが近いです。ただしマナ拘束戦略は当然できませんし、《タルモゴイフ》のような強力なクロックもいません。
このデッキは《呪文づまりのスプライト》や《尖塔のゴーレム》等の隙を作らないフィニッシャーをカウンターで守って勝ち逃げます。コントロール相手にアドバンテージ勝負になると弱いため、そうなる前にこの細いクロックで殴り切らなければなりません。
『青単クロックパーミッション』は非常に良いデッキですが、上記の通りクロックが細く、場に出てしまった脅威への解答も薄いため、一つ一つの動きが強いデッキではありません。このデッキが登場して一気に数が増えた頃の『赤単ゴブリン』の対抗馬は『青黒赤ストーム』『青系コントロール』『白単アグロ』だったため、コンボやコントロール相手にはカウンターを構えながら殴り切り、『白単アグロ』も生物のサイズは小さめだったので《流砂》や《海賊の魔除け》で充分に対処可能でした。しかし現在は、『青赤ポスト』には《微光地》でアドバンテージ勝負になるまで時間を稼がれ、『金属術親和』には序盤から4/4を連打され、メタ的に非常に弱い立場になってしまいました。この頃からどんどん数が減り、現在『青単クロックパーミッション』はほとんど見られなくなりました。より低速にシフトした『青単コントロール』なども試されていますが今のところメタに関わるような結果は残せていません。いつかコンボ過多なメタになればまた現れるかもしれません。
『青単クロックパーミッション』と入れ替わるようにメタに参戦してきたのが、『青黒赤ストーム』と『黒単コントロール』です。
青黒赤ストーム/UBR Storm
2011 / 01 / 22 Pauper Event #2007096 優勝
使用者:PedroFrancisco
Main Deck
4《古き泉/Ancient Spring》
2《地熱の割れ目/Geothermal Crevice》
2《用水路/Irrigation Ditch》
4《硫黄孔/Sulfur Vent》
4《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》
4《彩色の宝球/Chromatic Sphere》
4《彩色の星/Chromatic Star》
4《暗黒の儀式/Dark Ritual》
4《巣穴からの総出/Empty the Warrens》
4《ぶどう弾/Grapeshot》
4《留まらぬ発想/Ideas Unbound》
4《水蓮の花びら/Lotus Petal》
4《魔力変/Manamorphose》
4《思案/Ponder》
4《炎の儀式/Rite of Flame》
4《血の署名/Sign in Blood》
Sideboard
3《綿密な分析/Deep Analysis》
2《ディミーアの水路/Dimir Aqueduct》
2《強迫/Duress》
1《残響する衰微/Echoing Decay》
1《鋭い痛み/Flaring Pain》
2《ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhacker》
2《煮えたぎる歌/Seething Song》
2《引き裂かれた記憶/Shred Memory》
Pauperでの『青黒赤ストーム』はレガシーの『ANT』のような立場です。
当然《むかつき》も《教示者》も無いため手札もマナも割とカツカツで、レガシーのコンボデッキと比べたら速度も安定性も低いですが、それでも対策を怠ると何もできずに《ぶどう弾》×20されたり、対策してても「1T目にゴブリンが10体並んだ」とかたまにあります。
かつて『赤単ゴブリン』すら食い散らかしたPauperを代表するコンボデッキですが、明確な対策が講じられ、更に『青単クロックパーミッション』にメタられてからは衰退し、あまり大きく活躍することはありませんでした。しかしそれでも根強い人気を誇り、またじわじわとその数を増やして現在もTier2にいます。
○1月下旬
『青黒赤ストーム』と共にメタに参戦してきた『黒単コントロール』は、この頃に大きく出世しました。
黒単コントロール/Black Control
2011 / 01 / 31 Pauper Event #2022715 4-0
使用者:Plaguelord01
Main Deck
23《沼/Swamp》
3《騒がしいネズミ/Chittering Rats》
4《墓所のネズミ/Crypt Rats》
1《大牙の衆の忍び/Okiba-Gang Shinobi》
4《ファイレクシアの憤怒鬼/Phyrexian Rager》
4《貪欲なるネズミ/Ravenous Rats》
3《汚れ/Befoul》
4《堕落/Corrupt》
4《見栄え損ない/Disfigure》
3《闇の掌握/Grasp of Darkness》
4《血の署名/Sign in Blood》
3《発掘/Unearth》
Sideboard
3《押し寄せる砂/Choking Sands》
3《破滅の刃/Doom Blade》
4《強迫/Duress》
2《大牙の衆の忍び/Okiba-Gang Shinobi》
3《堕落の触手/Tendrils of Corruption》
Pauper環境初期に『親和』『緑白スリヴァー』などのビートダウンの対抗馬として既にこれの原型となるデッキが存在していました。
《ファイレクシアの憤怒鬼》《騒がしいネズミ》などで相打ちを取りながらアドバンテージを稼ぎ、相手の手札が尽きた頃に自分のクロックが数体残って殴り勝つ、というデッキです。環境初期にはメインに積まれていた《堕落の触手》が現在はサイドになっていますが、その分ビートダウンに弱くなったかと言えばそうでもなく、環境初期には存在しなかった1マナ除去《見栄え損ない》により補強されています。軽い単体除去に加えて数少ない全体除去である《墓所のネズミ》まで備え、正面から攻めてくるビートダウンに対してかなり強いです。また、ハンデスによりコンボデッキに対してもメインからある程度有利に戦えます。さらに、相手が事故っているときには《騒がしいネズミ》がさながら《Time Walk》のように働き、『赤単ゴブリン』とはまた違ったブン回りができます。
しかし基本的にやることが地味で、アドバンテージもコツコツと積み重ねなければならず、クロックが大きくないため、自分よりも多くのアドバンテージを得られる相手が苦手で、『青赤ポスト』との相性はかなり悪いです。そのため上のリストなど復帰当初は《汚れ》がメインから積まれていましたが、ランデスを4枚積んだ程度では効果が薄く、現在はそのスロットは《よじれた嫌悪者》などに戻り、サイドからランデス8枚体制が一般的です。
とはいえ『青赤ポスト』以外のほとんどのデッキと戦えるため、現在もTier1に存在しています。
○2月上旬
この頃から『青白黒ストーム』が勢いを増します。
青白黒ストーム/UWB Storm
2011 / 02 / 06 Pauper Event #2044726 4-0
使用者:Mr Slippery 39
Main Deck
4《アゾリウスの大法官庁/Azorius Chancery》
3《ディミーアの水路/Dimir Aqueduct》
3《進化する未開地/Evolving Wilds》
5《島/Island》
1《平地/Plains》
1《沼/Swamp》
4《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》
4《フェアリーの大群/Cloud of Faeries》
1《記憶の壁/Mnemonic Wall》
4《熟考漂い/Mulldrifter》
4《夜景学院の使い魔/Nightscape Familiar》
4《陽景学院の使い魔/Sunscape Familiar》
4《強迫的な研究/Compulsive Research》
4《綿密な分析/Deep Analysis》
3《予感/Foresee》
4《大あわての捜索/Frantic Search》
4《断絶/Snap》
3《時間の亀裂/Temporal Fissure》
Sideboard
1《転覆/Capsize》
4《ガリーナの騎士/Galina’s Knight》
4《水流破/Hydroblast》
3《孤独な宣教師/Lone Missionary》
3《虹色の断片/Prismatic Strands》
一部ではフリースペルストームなんて呼ばれてるデッキです。同じストームデッキでも『青黒赤ストーム』が『ANT』に近い動きなのに対し、これは『断絶デザイア』に近い動きをします。
《使い魔》や2マナランドを用意した上でフリースペルを唱えるとマナが増えるので、そのマナでドロー呪文を唱え、引いたフリースペルでマナを増やす、ということを繰り返します。こうしてストームとマナを稼いだ後に《時間の亀裂》で対戦相手のパーマネントを全て手札に戻し、ゆっくり殴り倒します。準備が必要なため『青黒赤ストーム』よりも始動が遅く、ブン回りで一気にコンボを決めることはできませんが、その分一度回り始めてしまえば安定してフィニッシュまで持っていくことができます。
構築されてからしばらくはTier2で燻っていましたが、最近どんどん数を増やし、現在はTier1の中でも特に良い結果を残しています。
○というわけで今は
Tier1
『青白黒ストーム』 (そうか僕は王子だったのか)
『赤単ゴブリン』 (ソリティアどっかいけ)
『黒単コントロール』(青赤ポスト帰ってくんなよ)
Tier2
『青赤ポスト』 (コンボとかメッタメタにしてやんよ!)
『金属術親和』 (俺ってそろそろメタり対象から外れるんじゃね?)
『青黒赤ストーム』 (ちょっコンボメタとかやめろし)
Rogue
『青単クロックパーミッション』(返事が無いただのしかば
(その他の多くのデッキ)
こんな感じになっています。
すごい久しぶりにまともなこと書いた気がする。
Pauperってなんすか的な人はこちら↓を参照。
http://mtgwiki.com/wiki/Pauper
あ、この代表的なデッキとか情報古すぎだから。
しかしMTGwikiは直さない
ほんと誰得だけど、一応まとめたので晒してみる。
○まとめ
『親和』『緑白スリヴァー』などのビート環境
↓
ビートに勝てる『黒青コントロール』などの黒系コントロール
↓
黒コンに勝てる『赤単ゴブリン』『白単アグロ』のビート2強
↓
ビートに勝てる『青黒赤ストーム』の一人勝ち
↓
『青黒赤ストーム』×『コントロール』×『ビートダウン』の三竦み
↓
コントロールとコンボに勝てる『青単クロックパーミッション』の登場、『赤単ゴブリン』との2強
↓
『金属術親和』『青赤ポスト』『青白黒ストーム』の登場
○というわけで今は、
『赤単ゴブリン』(高速アグロ)
『金属術親和』(ガチムチアグロ)
『青単クロックパーミッション』(クロックパーミッション)
『青赤ポスト』(コントロール)
『青白黒ストーム』(コンボ)
というそれぞれタイプの違う5つのデッキが睨み合ってます。
この5つはどれも強いですが、中でも『赤単ゴブリン』は頭一つ抜けて良い結果を残しています。
とりあえず今日は疲れたのでここまで。
それぞれのデッキ紹介やら環境の特性やらはまた今度書くかも書かないかも。
今回ので何かしら反響があれば考えてみる。
http://mtgwiki.com/wiki/Pauper
あ、この代表的なデッキとか情報古すぎだから。
しかしMTGwikiは直さない
ほんと誰得だけど、一応まとめたので晒してみる。
○ 2008 / 12
-2008 / 12 / 08 Pauper 開始
開始時にサポートされていたセット
-第10版
-第9版
-第8版
-第7版
-アラーラの断片ブロック(アラーラの断片のみ)
-ローウィン=シャドウムーア・ブロック(ローウィン、モーニングタイド、シャドウムーア、イーヴンタイド)
-時のらせんブロック(時のらせん、次元の混乱、未来予知)
-ラヴニカ・ブロック(ラヴニカ:ギルドの都、ギルドパクト、ディセンション)
-神河ブロック(神河物語、神河謀反、神河救済)
-ミラディン・ブロック(ミラディン、ダークスティール、フィフス・ドーン)
-オンスロート・ブロック(オンスロート、レギオン、スカージ)
-オデッセイ・ブロック(オデッセイ、トーメント、ジャッジメント
-インベイジョン・ブロック(インベイジョン、プレーンシフト、アポカリプス)
-テンペスト・ブロック(テンペストのみ)
-ミラージュ・ブロック(ミラージュ、ビジョンズ、ウェザーライト)
-アイスエイジ・ブロック(コールドスナップ、コールドスナップのテーマデッキに収録されているアイスエイジとアライアンスのカードのみ)
-Masters Edition
-Masters Edition 2
-その他限定セット
○ 2008 / 12 ~ 2009 / 05
多分黒系のコントロールが強かったんじゃね?
というか当時のデータなさすぎバゴス
-2009 / 02 / 23 コンフラックス 追加
-2009 / 04 / 13 ストロングホールド 追加
-2009 / 05 / 13 アラーラ再誕 追加
○ 2009 / 06
全体的にビートダウン環境でいくつものアグロデッキが活躍し、特に『親和』と『緑白スリヴァー』がメタの中心になる。
-2009 / 07 / 29 マジック-2010 追加
○ 2009 / 08
『親和』と『スリヴァー』のビートダウン環境に対抗できるよう除去を多く積んだ黒系のコントロールが増加し、特に《熟考漂い》でハンドアドバンテージとフィニッシャーを得られる『黒青コントロール』がビートダウンを抑えてメタの中心になる。これにより『親和』と『スリヴァー』はその数を減らす。
○ 2009 / 09
-2009 / 09 / 07 Masters Edition 3 追加
マナ加速・マナフィルター・軽量ドローでストームを稼ぐ『青黒赤ストーム』が登場。しかしまだリストが洗練されておらず、カウンターを構えられる『黒青コントロール』がメタにあったこともあり、多く広まることはなかった。
○ 2009 / 10
-2009 / 10 / 14 ゼンディカー 追加
全体除去が少ないというPauper環境の特性に対し、序盤からデメリット付きのパワー2クリーチャーを横に並べて一気に押し切るという戦略を取った『赤単ゴブリン』が登場。ゼンディカーで《ゴブリンの奇襲隊》を得て更にその速度を増し、一気にメタの中心になり、その後も現在に至るまで常にメタに絡み続ける。
○ 2009 / 11
サイズよりも能力の優秀さを優先してクリーチャーを採用した『白単アグロ』が登場。この『白単アグロ』は《Order of Leitbur》などにより黒系のコントロールに対して相性が良く、『黒青コントロール』は数を減らす。
これにより対抗馬が減った『赤単ゴブリン』は更に勢いを増した。
○ 2009 / 12
-2009 / 12 / 02 エクソダス 追加
コンボデッキ『青黒赤ストーム』がリストを洗練させて再登場し、それまでのPauperの常識を覆した。当時のメタの中心にあった『赤単ゴブリン』と『白単アグロ』はこれに対応する術を持たず、『青黒赤ストーム』は一気に数を増やす。
○ 2010 / 01
『青黒赤ストーム』の勢いは止まらずメタの中心になり、コンボの速度について行けないビートダウンはその姿を消す。代わりに『青黒赤ストーム』に対してカウンターで対応できる青系のコントロールやクロックパーミッションが数を増やした。
○ 2010 / 02
-2010 / 02 / 17 ワールドウェイク 追加
『白単アグロ』が『青黒赤ストーム』に対して《心優しき一角獣》《Holy Light》 という解答を備えて再びメタに戻る。一方『青黒赤ストーム』は各所から対策されてその数を減らす。
○ 2010 / 03
-2010 / 03 / 23 ウルザズ・サーガ 追加
コンボ対策の分甘くなったビートダウン対策の隙を狙って『赤単ゴブリン』が数を増やして再びメタの中心に踊り出る。
○ 2010 / 04
『赤単ゴブリン』が多いことで『青黒赤ストーム』が再び数を増やし、その両方に対応するべく『青黒白』『黒青』『青赤』などの除去とカウンターを両立できるコントロールデッキが研究され、ビートダウン、コントロール、コンボの三竦みになる。
-2010 / 05 / 06 エルドラージ覚醒 追加
○ 2010 / 06
-2010 / 06 / 16 ウルザス・レガシー 追加
《呪文づまりのスプライト》《尖塔のゴーレム》等の隙を作らないクロックをカウンターで守りきる『青単クロックパーミッション』が登場。各種コントロールデッキや『青黒赤ストーム』など、当時流行していた『赤単ゴブリン』以外のほとんどのデッキに対して軒並み相性が良く、一気にメタの中心になり、環境から多くのコントロールが駆逐される。
○ 2010 / 07
-2010 / 07 / 28 マジック2011 追加
『青単クロックパーミッション』と『赤単ゴブリン』がメタの中心から動かず。
しかしその両方に対してサイズで勝負できる『緑単アグロ』と『親和』がじわじわとその数を増やす。
また、これらのビートダウンデッキに対抗するべく『青単クロックパーミッション』に黒の除去を加えた『青黒クロックパーミッション』が生まれる。
○ 2010 / 08
ウルザス・レガシーでフリースペルが追加されたことにより、マナ加速の代わりに緑のエンチャント(土地)と青のフリースペルによってストームを稼ぐ『緑青ストーム』が登場。
『赤単ゴブリン』にとって『緑単アグロ』『青黒クロックパーミッション』『緑青ストーム』などの相性の良くない相手が増えたことで若干数が減る。
○ 2010 / 09
『緑青ストーム』はそこまで大成せず環境にビートダウンが増えたことにより、ビートダウンデッキに対して相性の良い『赤単バーン』『青黒赤ストーム』『青黒コントロール』『黒白ペスト』などが地味に頑張る。
○ 2010 / 10
-2010 / 10 / 13 ミラディンの傷跡 追加
じわじわと数を増やしていた『親和』がミラディンの傷跡で《甲殻の鍛冶工》などの金属術のギミックを得て『金属術親和』へと発展する。
ミラディンの傷跡で《微光地》が追加され、ごく少数存在していた《雲上の座》を用いたコントロールデッキ『青赤ポスト』が劇的に強化される。
『緑青ストーム』から発展して《陽景学院の使い魔》とフリースペルでストームを稼ぐ『緑青白ストーム』、更に色を青に絞って《夜景学院の使い魔》まで採用した 『青白黒ストーム』が登場。
これらのデッキに悉く相性の悪い『緑単アグロ』は一気に数を減らす。
○ 2010 / 11
新たに現れた『金属術親和』『青赤ポスト』『青白黒ストーム』が強力で、それまで存在していた『赤単ゴブリン』『青単クロックパーミッション』以外のほとんどのデッキが駆逐される。
混沌としたメタの中で、ブン回りさえすればどんな相手でも一蹴できる『赤単ゴブリン』が三度メタの中心に返り咲く。
○ 2010 / 12 ~ 現在
『赤単ゴブリン』が変わらずメタの中心で、Masters Edition 4で《エイトグ》がコモンで収録されるに伴い『金属術親和』が更に勢力を伸ばし、『青単クロックパーミッション』『青赤ポスト』『青白黒ストーム』もその後を追う。
○まとめ
『親和』『緑白スリヴァー』などのビート環境
↓
ビートに勝てる『黒青コントロール』などの黒系コントロール
↓
黒コンに勝てる『赤単ゴブリン』『白単アグロ』のビート2強
↓
ビートに勝てる『青黒赤ストーム』の一人勝ち
↓
『青黒赤ストーム』×『コントロール』×『ビートダウン』の三竦み
↓
コントロールとコンボに勝てる『青単クロックパーミッション』の登場、『赤単ゴブリン』との2強
↓
『金属術親和』『青赤ポスト』『青白黒ストーム』の登場
○というわけで今は、
『赤単ゴブリン』(高速アグロ)
『金属術親和』(ガチムチアグロ)
『青単クロックパーミッション』(クロックパーミッション)
『青赤ポスト』(コントロール)
『青白黒ストーム』(コンボ)
というそれぞれタイプの違う5つのデッキが睨み合ってます。
この5つはどれも強いですが、中でも『赤単ゴブリン』は頭一つ抜けて良い結果を残しています。
とりあえず今日は疲れたのでここまで。
それぞれのデッキ紹介やら環境の特性やらはまた今度書くかも書かないかも。
今回ので何かしら反響があれば考えてみる。