「常にルールを厳密にチェックしてプレイするべき」というものではありません。
どのような挙動をするかを予め細かく知っておくことで、期せぬトラブルを未然に防いだり、
ちょっとしたナイスプレイをしてみたり、といった一助になれればという程度のものです。
少し硬く長い文書ですので、メルヴィン以外には全文を読み通すのは苦痛かと思います。
多くのプレイヤーは、辞書のように必要な箇所を探して確認する読み方がよいでしょう。
一応、下記の目次通りにソートしてありますが、「Ctrl+F」で検索した方が便利です。
カードは《カード名/Card Name》、能力は『能力名/Ability Name』で表記してあります。
もし疑問質問等あれば、コメントしてもらえれば返答とともに追記します。
また、間違っている記述や追記してほしい内容がある場合も、コメントにてご連絡ください。
なお、この文書全体に公式性はありません。
また、CRやMTRの改定によって変化する場合もあります。
常に最新のオラクル、CRを参照するようにして下さい。
この文書自体の更新履歴は末尾に示してある通りです。
○目次
○よく見るカード
○ジャンド
○アグロローム
○親和
○赤単
○ボロス
○フェアリー
○青系コントロール
○双子コンボ
○青赤ストーム
○メリーラポッド
○その他
○メカニズム
○よく見るカード
《神聖なる泉/Hallowed Fountain》等ショックランド
《つぶやき林/Murmuring Bosk》
・基本土地タイプを持っています。基本土地タイプが該当すれば、例えば《霧深い雨林》等フェッチランドで探したり、《陽花弁の木立ち》等M10ランドをアンタップインさせたりできます。
・特殊タイプ『基本』を持っていません。例えば《流刑への道》等で基本土地として探すことはできません。
《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
・P/Tを決定する能力は特性定義能力です。どの領域にあっても機能します。状況が変われば常に変動します。
・致死ダメージを受けたクリーチャーが破壊されるのは状況起因処理です。例えば《タルモゴイフ》を対象に《稲妻》を唱えた場合、呪文の解決が終わり《稲妻》が墓地に置かれてP/Tが変動した後に致死ダメージを受けているかどうかのチェックがされます。
《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》
・『頑強』は誘発型能力です。解決前に墓地から移動させれば戦場には戻りません。
→○メリーラポッドも参照。
《闇の腹心/Dark Confidant》
《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek》
→『分割カード』の点数で見たマナ・コストについて、○メカニズム『分割カード/Split Card』を参照。
《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》
・戦場に出たときの誘発型能力が解決されるまで、対象になっているカードは『フラッシュバック』を持ちません。能力の解決前に墓地対策等を使うことができます。
→『フラッシュバック』について、○メカニズム『フラッシュバック/Flashback』も参照。
→『ファイレクシア・マナ・シンボル』との関係について、○メカニズム『ファイレクシア・マナ・シンボル/Phyrexian Mana Symbol』も参照。
《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》
・忠誠度+1の能力では、両者が同時に非公開領域である手札からカードを選びます。捨てるカードはAPが先に選びますが、何を選んだかはNAPが選ぶまで公開されません。
○ジャンド
《怒り狂う山峡/Raging Ravine》
・クリーチャー化する起動型能力を1ターンに複数回使うと、使った回数だけ攻撃時に+1/+1カウンターを置く誘発型能力を持ちます。
《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》※2017年5月現在禁止カードです。
『続唱/Cascade』
・『続唱』はそれを持つ呪文を唱えたときに誘発する誘発型能力です。『続唱』と、『続唱』によって唱えられる呪文は、《血編み髪のエルフ》よりも先に解決されます。
・『続唱』でカードを追放しないことは選べません。『続唱』で追放されたカードを唱えないことは選べます。
・『続唱』で唱える呪文の追加コストを支払うことができます。追加コストを支払わなければならない場合は支払わなければ唱えられません。
→コストの増加との関係について、○ソウルシスターズ《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》も参照。
《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》
・同時に破壊される効果はパーマネントは名前のみがチェックされます。例えば、色の違う《未練ある魂》《亡霊招き》のスピリット・トークンや、能力の違う《ワームとぐろエンジン》のワーム・トークンのように、名前以外の特性が違っていても同時に破壊されます。
・この呪文は対象を1つ取ります。対象が不適正になれば呪文自体が打ち消され、それと同じ名前のパーマネントも破壊されることはありません。
○アグロローム
《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
・基本土地タイプ『沼』を得させるだけで、特殊タイプ『基本』は得させません。
・《湿地の干潟》などの元々マナ能力を持たない土地からもマナが出ます。
・戦場にある土地にしか効果がありません。例えば《湿地の干潟》でライブラリーから沼でないカードを沼として探すことはできません。
《壌土からの生命/Life from the Loam》
『発掘/Dredge』
・『発掘』はカードを引く際に適用するかどうかを宣言します。『発掘』することを聞いてから対応して墓地対策等を使うことはできません。
・「複数枚のカードを引く」とは、「1枚引くを複数回繰り返す」を意味します。一枚目の『発掘』で墓地に落ちたカードの『発掘』で二枚目も『発掘』することができますし、引く一枚一枚について『発掘』を適用するかどうかを決めることができます。
《カラスの罪/Raven’s Crime》
《炎の突き/Flame Jab》
《蟲の収穫/Worm Harvest》
『回顧/Retrace』
・『回顧』を持つ呪文を墓地から唱えたときに、その呪文は墓地からスタックへ移動します。唱えるのを聞いてから対応して墓地対策等を使うことはできません。
○親和
《金属ガエル/Frogmite》
《物読み/Thoughtcast》
『親和/Affinity』
・『親和』は呪文を唱える際に機能する常在型能力です。《金属ガエル》を唱えるのを聞いてからアーティファクト破壊等で『親和』を止めることはできません。
・コストを変動させる能力で実際に支払うコストが固定された後に、コストを支払うためにマナ能力を使う機会が得られます。例えば《彩色の星》を含むアーティファクト4つコントロールしている状態で《物読み》を唱える場合、本来のコスト(4)(U)が『親和』で軽減されて(U)になり、その後《彩色の星》のマナ能力を起動して(U)を出すことができます。コストを支払う瞬間にはアーティファクトの数が減っていますが、既に《物読み》を唱えるためのコストは固定されています。
・『親和』は代替コストではありません。《瞬唱の魔道士》等でフラッシュバックを得る場合、『親和』でコストを減少させることができます。
《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》
《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》
・クリーチャー化するとアーティファクト・クリーチャーになるため、《電結の荒廃者》《鋼の監視者》等で+1/+1カウンターを乗せることができます。また、ターン終了時にクリーチャーではなくなっても、カウンターは乗せたままです。
・クリーチャー化すると両方ともクリーチャータイプ『ちらつき蛾』を持ちます。《ちらつき蛾の生息地》の+1/+1修整で《墨蛾の生息地》を強化することができます。
《空僻地/Glimmervoid》
・生け贄に捧げる誘発型能力は、毎ターンの終了ステップの開始時に誘発します。誘発するまでは生け贄に捧げられることはなくマナも出せますし、条件を満たせば対戦相手のターンでも誘発します。
・生け贄に捧げる誘発型能力の条件は、能力の誘発時と解決時の両方にチェックされます。能力が解決される前にアーティファクトをコントロールすることができれば生け贄に捧げられることはありません。
《電結の荒廃者/Arcbound Ravager》
・『接合』は誘発時に対象を選びます。例えば《ちらつき蛾の生息地》などにカウンターを残したい場合、《電結の荒廃者》が破壊され『接合』が誘発する時点でクリーチャーになっている必要があります。
《刻まれた勇者/Etched Champion》
・呪文や能力が対象不適正で打ち消されるのは、その呪文や能力の解決時です。例えば、《刻まれた勇者》への除去呪文に対応して『金属術』を満たしプロテクションを得ても、その時点では除去呪文は打ち消されず、除去呪文の解決時に『金属術』の条件を満たせていなければ、除去呪文は適正に解決されます。
《感電破/Galvanic Blast》
・《感電破》の持つ『金属術』が条件を満たしているかどうかは、呪文の解決時にチェックされます。唱えたときに『金属術』を満たしていたかどうかに関わらず、解決時に『金属術』を満たせていなければ、与えられるダメージは2点になります。
○赤単
○ボロス
《ゴブリンの先達/Goblin Guide》
・攻撃時の誘発型能力は強制です。対戦相手は必ず公開しなければなりません。
・複数の《ゴブリンの先達》が攻撃した場合、それぞれの持つ誘発型能力が別個に誘発します。
《地獄火花の精霊/Hellspark Elemental》
『蘇生/Unearth』
・『蘇生』は起動型能力なので、呪文を打ち消す効果では打ち消せません。
・『蘇生』の解決時に《地獄火花の精霊》が墓地から戦場へ移動します。解決前に墓地から移動させれば戦場には戻りません。また、『蘇生』を打ち消しても《地獄火花の精霊》は墓地に残ります。
→常在型能力で呪文として唱える『フラッシュバック』との混同に注意、○メカニズム『フラッシュバック/Flashback』も参照
《裂け目の稲妻/Rift Bolt》
『待機/Suspend』
・呪文を待機状態にすることは特別な処理です。打ち消すことはできません。
・呪文を唱える誘発型能力が打ち消されたり、呪文を唱えられなかったりした場合、その呪文はずっと追放領域に留まります。
《焼尽の猛火/Searing Blaze》
・この呪文は対象を対象を2つ取ります。クリーチャーをコントロールしていないプレイヤーに対して唱えることはできません。また呪禁などで対象に取れないプレイヤーがコントロールするクリーチャー対して唱えることはできません。適正に唱えられたのであれば、対象になっているクリーチャーが不適正になっても呪文自体は打ち消されず、プレイヤーへのダメージは与えられます。
《炎の投げ槍/Flame Javelin》
・『単色混成マナ・シンボル』の点数で見たマナ・コストは大きい方の値を採用します。《炎の投げ槍》の呪文の点数で見たマナ・コストはどのように唱えられたかに関わらず6です。
《血染めの月/Blood Moon》
《月の大魔術師/Magus of the Moon》
・「山である」とは、「古い土地タイプを失わせ、ルール文章または元の土地タイプによって得られていた能力を全て失い、新たに基本土地タイプ山を得る」を意味します。
・基本土地タイプ『山』を得させるだけで、特殊タイプ『基本』は得させません。
・土地タイプ以外のカードタイプや特殊タイプを変更しません。例えば《ドライアドの東屋》
はクリーチャーのままですし、《ウギンの目》は伝説のままです。
・《沸騰する小湖》などの元々マナ能力を持たない土地からもマナが出ます。
・《神聖なる泉》などの戦場に出るに際しての常在型能力は、まだ戦場に出ていないので影響を受けず通常通りに処理されます。
・《ボジューカの沼》などの戦場に出たときの誘発型能力は、既に戦場に出ているので影響を受けて誘発しません。
※非常にややこしいので、使用する場合にはルールを一読しておきましょう。
《血糊の雨/Rain of Gore》
・『絆魂』を持つクリーチャーの戦闘ダメージでライフを得るのは、ダメージを与える結果の一部です。それは呪文でも能力でもないので、《血糊の雨》による置換は行われません。
《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx》
《板金鎧の土百足/Plated Geopede》
・『上陸』による+2/+2修整は誘発型能力です。解決前にインスタントなどを使うことができます。
○白黒トークン
○ソウルシスターズ
《風立ての高地/Windbrisk Heights》
・「3体以上のクリーチャーで攻撃していた」とは「ターン起因処理の攻撃クリーチャー指定で3体以上指定した」という意味です。例えば、《刃砦の英雄》等で攻撃クリーチャー指定後に攻撃している状態で戦場に出したものは含みませんし、逆に除去されるなどで攻撃クリーチャーが減っても問題ありません。
《砂の殉教者/Martyr of Sands》
・手札の白のカードを公開するのは能力の起動時です。
《潮の虚ろの漕ぎ手/Tidehollow Sculler》
・戦場に出たときの能力が解決される前に《潮の虚ろの漕ぎ手》が戦場を離れた場合、戦場を離れたときの能力が誘発し先に解決され、戦場に出たときの能力で追放された手札は戻ってきません。
《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》
・呪文を唱える手順において、代替コストよりも後にコストを増減する効果が適用されます。例えば戦場に《スレイベンの守護者、サリア》がいるときに、『続唱』で呪文を唱えるためのコストは、本来のマナ・コスト→『続唱』による代替コスト→《サリア》のコスト増加の順で適用され、最終的に(1)を支払わなければ『続唱』で呪文を唱えることができません。
→コストの増加と『烈日』の関係について、○その他《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》も参照
《幽体の行列/Spectral Procession》
・『単色混成マナ・シンボル』の点数で見たマナ・コストは大きい方の値を採用します。《幽体の行列》の点数で見たマナ・コストはどのように唱えられたかに関わらず6です。
《再誕の宣言/Proclamation of Rebirth》
・『予見』は起動型能力です。呪文を打ち消す効果では打ち消せず、『予見』を打ち消しても《再誕の宣言》は手札に残ります。
《未練ある魂/Lingering Souls》
→『フラッシュバック』について、○メカニズム『フラッシュバック/Flashback』も参照。
《ルーンの光輪/Runed Halo》
・カード名を指定する場合、そのフォーマットで使用できるカードの名前を指定しなければなりません。
・プレイヤーを対象にする呪文はプロテクションにより対象に取れなくなります。《稲妻》などのプレイヤーへの単体火力でプレインズウォーカーにダメージを与える場合も、ルール上はプレイヤーを対象にして解決時にダメージを移し変えていますので対象に取ることができません。
《亡霊の牢獄/Ghostly Prison》
・「(2)を支払わない限り攻撃できない」とは「ターン起因処理の攻撃クリーチャー指定で(2)をコストとして支払わない限り攻撃できない」という意味です。例えば、《刃砦の英雄》等で攻撃クリーチャー指定後に攻撃している状態で戦場に出るものは影響を受けません。
・攻撃にコストが必要なのはコントローラーへの攻撃だけです。コントローラーがコントロールするプレインズウォーカーへの攻撃にはコストは必要ありません。
・複数の《亡霊の牢獄》をコントロールしている場合、それぞれに支払うコストが別個に必要になります。例えば《亡霊の牢獄》が2つの場合は、攻撃クリーチャー1体につき合計(4)が必要になります。
○フェアリー
○青系コントロール
《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》
・誘発型能力は誘発時と解決時の両方にフェアリーを数えます。例えばマナ・コストが3の呪文を打ち消す場合、《呪文づまりのスプライト》が戦場に出て能力が誘発する時点でフェアリーを3つ以上コントロールしていなければ対象に取れず、解決時に3つ以上コントロールしていなければ対象不適正で打ち消されます。
《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
・誘発型能力は《ヴェンディリオン三人衆》のコントローラーを対象にすることもできます。
※対戦相手は手札を公開する前にしっかりと対象を聞くように注意しましょう。
《ウーナの末裔/Scion of Oona》
・呪文や能力が対象不適正で打ち消されるのは、その呪文や能力の解決時です。例えば、他のフェアリーへの除去呪文に対応して《ウーナの末裔》で被覆を付けても、その時点では除去呪文は打ち消されず、除去呪文の解決時までに《ウーナの末裔》がいなくなれば、除去呪文は適正に解決されます。
《霧縛りの徒党/Mistbind Clique》
・『覇権』は解決時に追放するパーマネントを選びます。追放するパーマネントを聞いてから対応してそのパーマネントを除去することはできません。
・『覇権』で追放するのは解決時にフェアリーであるものに限られます。『覇権』の解決に入ってから《変わり谷》の能力を起動して追放することはできません。
・土地をタップする誘発型能力は『覇権』したときに誘発するものです。『覇権』の解決時に《霧縛りの徒党》が戦場にいなければ誘発しません。
《誘惑蒔き/Sower of Temptation》
・誘発型能力の解決前に《誘惑蒔き》が除去された場合、コントロールは一瞬たりとも移動しません。
《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》
・『待機』や『続唱』はどちらもソーサリーを唱えられないときに呪文を唱えさせるので、対戦相手はそれらの能力で呪文を唱えることはできません。
→『待機』について、○赤単『待機/Suspend』も参照
→『続唱』について、○ジャンド『続唱/Cascade』も参照
《謎めいた命令/Cryptic Command》
・選んだモードによって対象の数が変わります。例えばカウンター+バウンスで唱えた場合、対象を2つ取っているため、バウンスの対象が無くなっても打ち消されず、カウンターはできます。しかしバウンス+ドローで唱えた場合は、対象を1つしか取らないため、バウンスの対象が無くなれば呪文自体が対象不適正で打ち消され、ドローもできなくなります。
《けちな贈り物/Gifts Ungiven》
・探すカードに異なる名前という条件があるので、数枚を見つからなかったことにすることができます。対戦相手が選ぶのは墓地に置くカードであり条件が無いので、見つかったカードが4枚未満の場合、可能な限り2枚は墓地に置かれて手札に残るカードが少なくなります。
《ヴィダルケンの枷/Vedalken Shackles》
・起動型能力は起動時と解決時の両方に島を数えます。例えばパワーが3のクリーチャーのコントロールを奪う場合、起動時に島を3つ以上コントロールしていなければ対象に取れず、解決時に3つ以上コントロールしていなければ対象不適正で打ち消されます。
・起動型能力が解決されて以降は、対象として適正であることをチェックされません。例えば、クリーチャーのパワーが島の数より大きくなったり、クリーチャーがクリーチャーではなくなったりしても、奪ったパーマネントのコントロールは戻りません。
・起動型能力の解決前に《ヴィダルケンの枷》が除去されたりアンタップしたりした場合、コントロールは一瞬たりとも移動しません。
○双子コンボ
《呪文滑り/Spellskite》
・起動型能力で対象を変更できるのは、《呪文滑り》自身が対象として適正な呪文や能力に限られます。しかし《呪文滑り》に対象を変更できない呪文や能力に、この能力を起動すること自体は可能です。
《欠片の双子/Splinter Twin》※2017年5月現在禁止カードです。
・コピートークンを生成する起動型能力は、《欠片の双子》ではなくエンチャントされているクリーチャーが持ちます。《真髄の針》などでカード名を指定する際に注意。
○青赤ストーム
《ぶどう弾/Grapeshot》
《巣穴からの総出/Empty the Warrens》
『ストーム/Storm』
・ストーム能力は、ストームを持つ呪文より前に唱えられた呪文を数えます。誘発時にそのターンに唱えた呪文の数が数えられ、ストーム能力の解決前に新たに呪文が唱えられたとしてもコピーの数が増えることはありません。
・対戦相手が唱えた呪文や、唱えたが打ち消された呪文も含めて数えます。
・ストーム能力によって生成されるコピーは唱えられるわけではありません。呪文を唱えるたびに誘発する能力を誘発させませんし、以降のストーム能力で数えられることもありません。
※ストームデッキを使用する場合には、できればダイスやメモ帳を準備し、そのターンに唱えた呪文の数とマナプールにあるマナの種類と量を明確にできるようにしておいてください。
《魔力変/Manamorphose》
・色を選んでマナ・プールにマナを入れた後でカードを引きます。引いたカードを見てから色を選ぶことはできません。
《炎の中の過去/Past in Flames》
・『フラッシュバック』を得るのは、《炎の中の過去》が解決されたときに墓地にあるものに限られます。
→『フラッシュバック』について、○メカニズム『フラッシュバック/Flashback』も参照。
《紅蓮術士の昇天/Pyromancer Ascension》
・探索カウンターを乗せる誘発型能力は、解決時には墓地に同じ名前の呪文があるかをチェックしません。解決前に墓地にそのカードが無くても問題なくカウンターが乗ります。
・「呪文を唱えたとき~」の誘発型能力は、呪文を唱え終えた後に誘発します。呪文を唱え終えたときに、そのカードは既に元の領域にはありません。呪文を墓地から『フラッシュバック』で唱える場合、そのカード自身を参照して探索カウンターを乗せることはできません。
・呪文のコピーを生成する誘発型能力は呪文を唱えたときに誘発します。誘発型能力と、それによって唱えられる呪文のコピーは、呪文のオリジナルよりも先に解決されます。
○メリーラポッド
※《出産の殻/Birthing Pod》は2017年5月現在禁止カードです。
《ドライアドの東屋/Dryad Arbor》
・クリーチャーであるため召喚酔いの影響を受けます。アンタップインの土地ですが戦場に出たターンにはマナが出せません。
・基本土地タイプ『森』を持ちます。例えば《新緑の地下墓地》等フェッチランドで探せます。
・点数で見たマナ・コストが0のクリーチャーです。例えば《召喚の調べ》X=0で探せます。
《シルヴォクののけ者、メリーラ/Melira, Sylvok Outcast》
・「カウンターが乗った状態で戦場に出る」も「カウンターを配置する」の定義に含まれます。《シルヴォクののけ者、メリーラ》をコントロールしているときに『頑強』が墓地から戻る場合、-1/-1カウンターを乗せずに戦場に戻すことができます。
《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》
《残忍なレッドキャップ/Murderous Redcap》
《不浄なる者、ミケウス/Mikaeus, the Unhallowed》
『頑強/Persist』
『不死/Undying』
・『頑強』と『不死』は誘発型能力です。解決前に墓地から移動させれば戦場には戻りません。
・『頑強』と『不死』を両方持つクリーチャーが死亡した場合、それらは同時に誘発してコントローラーの好きな順番でスタックに積むことができ、先に解決された能力の効果でクリーチャーが戦場に戻ります。
《静寂の守り手、リンヴァーラ/Linvala, Keeper of Silence》
・対戦相手のクリーチャーが持つ起動型能力を起動できなくします。《極楽鳥》などのマナ能力も含みます。戦場に無いクリーチャー・カードはクリーチャーではないので『蘇生』などは起動できます。
《目覚ましヒバリ/Reveillark》
・誘発型能力は戦場を離れるときに誘発します。墓地へ置かれるだけでなく、手札に戻ったり追放されたりしても誘発します。
・誘発型能力は誘発してスタックに乗る際に対象を宣言する必要があります。《目覚ましヒバリ》が戦場を離れた後に墓地へ落ちたクリーチャーを、この能力で戦場に戻すことはできません。
《召喚の調べ/Chord of Calling》
『召集/Convoke』
・『召集』は呪文を唱える際に機能する常在型能力です。《召喚の調べ》を唱えるのを聞いてから対応してクリーチャー除去等で『召集』を止めることはできません。
・『召集』のコストでタップするのはタップ能力ではありません。召喚酔いしているクリーチャーも『召集』でタップさせることができます。
・《根の壁》は(G)を出すのにタップしないので、マナと『召集』の両方を支払うことができます。
○その他
○メカニズム
《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》
・戦闘ダメージを与えたときの誘発型能力は、対象を1つ取ります。2点ダメージの対象が不適正になれば能力自体が打ち消され、ドローもできなくなります。
・日本語のテキストには誤植があります。誘発型能力は、クリーチャーだけでなくプレイヤーも対象にすることができます。
《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》
『烈日/Sunburst』
・蓄積カウンターがいくつ乗っていても、戦場にある《仕組まれた爆薬》の点数で見たマナ・コストは0です。
・X=0と宣言し蓄積カウンターが1つも乗っていない状態で起動すれば、点数で見たマナ・コストが0の土地でないパーマネントが破壊されます。
・呪文コストXの値と『烈日』よって乗る蓄積カウンターの数は直接は関係ありません。例えばX=2と宣言し(W)(W)を用いてコストを支払えば、蓄積カウンターは1つだけ乗って戦場に出ます。逆に《スレイベンの守護者、サリア》が戦場にいればコストが増加するため、X=1と宣言して(W)(U)を用いてコストを支払えば、蓄積カウンターを2つ乗せることも可能です。
《クローサの掌握/Krosan Grip》
『刹那/Split second』
・刹那能力が封じるのは呪文を唱えることとマナ能力以外の起動型能力の起動です。起動型マナ能力の起動、誘発型能力の誘発、特別な行動である変異を表返すなど、取れる行動はいくつかあります。
《等時の王笏/Isochron Scepter》
・起動型能力は追放されたカードのコピーを唱えます。《翻弄する魔道士》等の唱えるのを禁止する効果の影響を受けますし、《紅蓮術士の昇天》等の唱えるたびに誘発する能力を誘発させます。
→『分割カード』の点数で見たマナ・コストについて、○メカニズム『分割カード/Split Card』を参照。
『分割カード/Split Card』
※2017年5月現在ルールが変更されています。最新のルールを確認してください。
http://mtg-jp.com/publicity/0018651/
・スタック上にある場合には唱えられている半分だけがスタックに置かれるものとして扱います。例えば《破綻》として唱えた《爆裂+破綻》は《呪文嵌め》では打ち消せません。
・スタック上にない場合には両方の特性を持つものとして扱います。例えば《爆裂+破綻》は点数で見たマナコストが2でも6でもあり、《コジレックの審問》でマナコスト3以下のカードとして捨てさせることができ、《闇の腹心》で公開されれば2点+6点=8点のライフを失います。
・続唱能力は追放された「カード」を唱えるので条件に該当しなかった半分も唱えることができます。例えば《血編み髪のエルフ》で《爆裂+破綻》が追放された場合、《破綻》として唱えることができます。
※説明が長くならないように適当に端折りましたが、割とややこしいです。
『フラッシュバック/Flashback』
・『フラッシュバック』は墓地から呪文として唱えるので、《計略縛り》等の起動型能力を打ち消す効果では打ち消せません。
・『フラッシュバック』を持つ呪文を墓地から唱えたときに、その呪文は墓地からスタックへ移動します。唱えるのを聞いてから対応して墓地対策等を使うことはできません。
・《瞬唱の魔道士》《炎の中の過去》等により、ひとつの呪文が複数のフラッシュバックを得た場合、任意のフラッシュバック・コストを支払って唱えることができます。
・『フラッシュバック』された呪文は、スタックから他の場所に移動させる代わりに追放する置換効果を持ちます。例えば《差し戻し》で打ち消す場合でも、手札に戻ることを置換され追放されます。
→起動型能力で戦場に出す『蘇生』との混同に注意、○赤単『蘇生/Unearth』も参照
『ファイレクシア・マナ・シンボル/Phyrexian Mana Symbol』
・『ファイレクシア・マナ・シンボル』は、2通りの方法で支払うことのできるコストを示しており、ライフで支払うことは代替コストではありません。例えば《瞬唱の魔道士》で《外科的摘出》が『フラッシュバック』を得ても、(B)かライフ2点かを選んで支払い墓地から唱えることができます。
『多相/Changeling』
・多相能力は特性定義能力であり、どの領域にあっても機能します。例えば《ツリーフォークの先触れ》で《名も無き転置》を探すことができます。
文章公開:2012 / 03 / 14
文章更新:2012 / 03 / 15
・訂正《ヴィダルケンの枷/Vedalken Shackles》 誘発型能力→起動型能力
・修正『親和/Affinity』 誤解を招く表現を具体例に変更
・訂正《砂の殉教者/Martyr of Sands》 手札の公開は解決時→起動時
・追記《ヴィダルケンの枷/Vedalken Shackles》 クリーチャーでなくなった場合について
・追記《紅蓮術士の昇天/Pyromancer Ascension》
文章更新:2012 / 03 / 15
・訂正『ファイレクシア・マナ・シンボル/Phyrexian Mana Symbol』 丁寧に書き直し
・訂正《刻まれた勇者/Etched Champion》 能力の解決時→その呪文や能力の解決時
・訂正《ウーナの末裔/Scion of Oona》 能力の解決時→その呪文や能力の解決時
文章更新:2012 / 03 / 28
・追記《等時の王笏/Isochron Scepter》
・追記『親和/Affinity』 『フラッシュバック』との関連について
文章更新:2012 / 04 / 02
・追記『フラッシュバック/Flashback』『蘇生/Unearth』 混同しやすい点について
・追記《目覚ましヒバリ/Reveillark》 誘発後に墓地に落ちたクリーチャーについて
・追記《紅蓮術士の昇天/Pyromancer Ascension》 『フラッシュバック』との関係について
文章更新:2012 / 04 / 15
・追記《血糊の雨/Rain of Gore》 『絆魂』の戦闘ダメージについて
・追記《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》 日本語版の誤植について
文章更新:2017 / 05 / 09
・最新の禁止とルールに関する注釈を追記
どのような挙動をするかを予め細かく知っておくことで、期せぬトラブルを未然に防いだり、
ちょっとしたナイスプレイをしてみたり、といった一助になれればという程度のものです。
少し硬く長い文書ですので、メルヴィン以外には全文を読み通すのは苦痛かと思います。
多くのプレイヤーは、辞書のように必要な箇所を探して確認する読み方がよいでしょう。
一応、下記の目次通りにソートしてありますが、「Ctrl+F」で検索した方が便利です。
カードは《カード名/Card Name》、能力は『能力名/Ability Name』で表記してあります。
もし疑問質問等あれば、コメントしてもらえれば返答とともに追記します。
また、間違っている記述や追記してほしい内容がある場合も、コメントにてご連絡ください。
なお、この文書全体に公式性はありません。
また、CRやMTRの改定によって変化する場合もあります。
常に最新のオラクル、CRを参照するようにして下さい。
この文書自体の更新履歴は末尾に示してある通りです。
○目次
○よく見るカード
○ジャンド
○アグロローム
○親和
○赤単
○ボロス
○フェアリー
○青系コントロール
○双子コンボ
○青赤ストーム
○メリーラポッド
○その他
○メカニズム
○よく見るカード
《神聖なる泉/Hallowed Fountain》等ショックランド
《つぶやき林/Murmuring Bosk》
・基本土地タイプを持っています。基本土地タイプが該当すれば、例えば《霧深い雨林》等フェッチランドで探したり、《陽花弁の木立ち》等M10ランドをアンタップインさせたりできます。
・特殊タイプ『基本』を持っていません。例えば《流刑への道》等で基本土地として探すことはできません。
《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
・P/Tを決定する能力は特性定義能力です。どの領域にあっても機能します。状況が変われば常に変動します。
・致死ダメージを受けたクリーチャーが破壊されるのは状況起因処理です。例えば《タルモゴイフ》を対象に《稲妻》を唱えた場合、呪文の解決が終わり《稲妻》が墓地に置かれてP/Tが変動した後に致死ダメージを受けているかどうかのチェックがされます。
《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》
・『頑強』は誘発型能力です。解決前に墓地から移動させれば戦場には戻りません。
→○メリーラポッドも参照。
《闇の腹心/Dark Confidant》
《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek》
→『分割カード』の点数で見たマナ・コストについて、○メカニズム『分割カード/Split Card』を参照。
《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》
・戦場に出たときの誘発型能力が解決されるまで、対象になっているカードは『フラッシュバック』を持ちません。能力の解決前に墓地対策等を使うことができます。
→『フラッシュバック』について、○メカニズム『フラッシュバック/Flashback』も参照。
→『ファイレクシア・マナ・シンボル』との関係について、○メカニズム『ファイレクシア・マナ・シンボル/Phyrexian Mana Symbol』も参照。
《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》
・忠誠度+1の能力では、両者が同時に非公開領域である手札からカードを選びます。捨てるカードはAPが先に選びますが、何を選んだかはNAPが選ぶまで公開されません。
○ジャンド
《怒り狂う山峡/Raging Ravine》
・クリーチャー化する起動型能力を1ターンに複数回使うと、使った回数だけ攻撃時に+1/+1カウンターを置く誘発型能力を持ちます。
《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》※2017年5月現在禁止カードです。
『続唱/Cascade』
・『続唱』はそれを持つ呪文を唱えたときに誘発する誘発型能力です。『続唱』と、『続唱』によって唱えられる呪文は、《血編み髪のエルフ》よりも先に解決されます。
・『続唱』でカードを追放しないことは選べません。『続唱』で追放されたカードを唱えないことは選べます。
・『続唱』で唱える呪文の追加コストを支払うことができます。追加コストを支払わなければならない場合は支払わなければ唱えられません。
→コストの増加との関係について、○ソウルシスターズ《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》も参照。
《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》
・同時に破壊される効果はパーマネントは名前のみがチェックされます。例えば、色の違う《未練ある魂》《亡霊招き》のスピリット・トークンや、能力の違う《ワームとぐろエンジン》のワーム・トークンのように、名前以外の特性が違っていても同時に破壊されます。
・この呪文は対象を1つ取ります。対象が不適正になれば呪文自体が打ち消され、それと同じ名前のパーマネントも破壊されることはありません。
○アグロローム
《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
・基本土地タイプ『沼』を得させるだけで、特殊タイプ『基本』は得させません。
・《湿地の干潟》などの元々マナ能力を持たない土地からもマナが出ます。
・戦場にある土地にしか効果がありません。例えば《湿地の干潟》でライブラリーから沼でないカードを沼として探すことはできません。
《壌土からの生命/Life from the Loam》
『発掘/Dredge』
・『発掘』はカードを引く際に適用するかどうかを宣言します。『発掘』することを聞いてから対応して墓地対策等を使うことはできません。
・「複数枚のカードを引く」とは、「1枚引くを複数回繰り返す」を意味します。一枚目の『発掘』で墓地に落ちたカードの『発掘』で二枚目も『発掘』することができますし、引く一枚一枚について『発掘』を適用するかどうかを決めることができます。
《カラスの罪/Raven’s Crime》
《炎の突き/Flame Jab》
《蟲の収穫/Worm Harvest》
『回顧/Retrace』
・『回顧』を持つ呪文を墓地から唱えたときに、その呪文は墓地からスタックへ移動します。唱えるのを聞いてから対応して墓地対策等を使うことはできません。
○親和
《金属ガエル/Frogmite》
《物読み/Thoughtcast》
『親和/Affinity』
・『親和』は呪文を唱える際に機能する常在型能力です。《金属ガエル》を唱えるのを聞いてからアーティファクト破壊等で『親和』を止めることはできません。
・コストを変動させる能力で実際に支払うコストが固定された後に、コストを支払うためにマナ能力を使う機会が得られます。例えば《彩色の星》を含むアーティファクト4つコントロールしている状態で《物読み》を唱える場合、本来のコスト(4)(U)が『親和』で軽減されて(U)になり、その後《彩色の星》のマナ能力を起動して(U)を出すことができます。コストを支払う瞬間にはアーティファクトの数が減っていますが、既に《物読み》を唱えるためのコストは固定されています。
・『親和』は代替コストではありません。《瞬唱の魔道士》等でフラッシュバックを得る場合、『親和』でコストを減少させることができます。
《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》
《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》
・クリーチャー化するとアーティファクト・クリーチャーになるため、《電結の荒廃者》《鋼の監視者》等で+1/+1カウンターを乗せることができます。また、ターン終了時にクリーチャーではなくなっても、カウンターは乗せたままです。
・クリーチャー化すると両方ともクリーチャータイプ『ちらつき蛾』を持ちます。《ちらつき蛾の生息地》の+1/+1修整で《墨蛾の生息地》を強化することができます。
《空僻地/Glimmervoid》
・生け贄に捧げる誘発型能力は、毎ターンの終了ステップの開始時に誘発します。誘発するまでは生け贄に捧げられることはなくマナも出せますし、条件を満たせば対戦相手のターンでも誘発します。
・生け贄に捧げる誘発型能力の条件は、能力の誘発時と解決時の両方にチェックされます。能力が解決される前にアーティファクトをコントロールすることができれば生け贄に捧げられることはありません。
《電結の荒廃者/Arcbound Ravager》
・『接合』は誘発時に対象を選びます。例えば《ちらつき蛾の生息地》などにカウンターを残したい場合、《電結の荒廃者》が破壊され『接合』が誘発する時点でクリーチャーになっている必要があります。
《刻まれた勇者/Etched Champion》
・呪文や能力が対象不適正で打ち消されるのは、その呪文や能力の解決時です。例えば、《刻まれた勇者》への除去呪文に対応して『金属術』を満たしプロテクションを得ても、その時点では除去呪文は打ち消されず、除去呪文の解決時に『金属術』の条件を満たせていなければ、除去呪文は適正に解決されます。
《感電破/Galvanic Blast》
・《感電破》の持つ『金属術』が条件を満たしているかどうかは、呪文の解決時にチェックされます。唱えたときに『金属術』を満たしていたかどうかに関わらず、解決時に『金属術』を満たせていなければ、与えられるダメージは2点になります。
○赤単
○ボロス
《ゴブリンの先達/Goblin Guide》
・攻撃時の誘発型能力は強制です。対戦相手は必ず公開しなければなりません。
・複数の《ゴブリンの先達》が攻撃した場合、それぞれの持つ誘発型能力が別個に誘発します。
《地獄火花の精霊/Hellspark Elemental》
『蘇生/Unearth』
・『蘇生』は起動型能力なので、呪文を打ち消す効果では打ち消せません。
・『蘇生』の解決時に《地獄火花の精霊》が墓地から戦場へ移動します。解決前に墓地から移動させれば戦場には戻りません。また、『蘇生』を打ち消しても《地獄火花の精霊》は墓地に残ります。
→常在型能力で呪文として唱える『フラッシュバック』との混同に注意、○メカニズム『フラッシュバック/Flashback』も参照
《裂け目の稲妻/Rift Bolt》
『待機/Suspend』
・呪文を待機状態にすることは特別な処理です。打ち消すことはできません。
・呪文を唱える誘発型能力が打ち消されたり、呪文を唱えられなかったりした場合、その呪文はずっと追放領域に留まります。
《焼尽の猛火/Searing Blaze》
・この呪文は対象を対象を2つ取ります。クリーチャーをコントロールしていないプレイヤーに対して唱えることはできません。また呪禁などで対象に取れないプレイヤーがコントロールするクリーチャー対して唱えることはできません。適正に唱えられたのであれば、対象になっているクリーチャーが不適正になっても呪文自体は打ち消されず、プレイヤーへのダメージは与えられます。
《炎の投げ槍/Flame Javelin》
・『単色混成マナ・シンボル』の点数で見たマナ・コストは大きい方の値を採用します。《炎の投げ槍》の呪文の点数で見たマナ・コストはどのように唱えられたかに関わらず6です。
《血染めの月/Blood Moon》
《月の大魔術師/Magus of the Moon》
・「山である」とは、「古い土地タイプを失わせ、ルール文章または元の土地タイプによって得られていた能力を全て失い、新たに基本土地タイプ山を得る」を意味します。
・基本土地タイプ『山』を得させるだけで、特殊タイプ『基本』は得させません。
・土地タイプ以外のカードタイプや特殊タイプを変更しません。例えば《ドライアドの東屋》
はクリーチャーのままですし、《ウギンの目》は伝説のままです。
・《沸騰する小湖》などの元々マナ能力を持たない土地からもマナが出ます。
・《神聖なる泉》などの戦場に出るに際しての常在型能力は、まだ戦場に出ていないので影響を受けず通常通りに処理されます。
・《ボジューカの沼》などの戦場に出たときの誘発型能力は、既に戦場に出ているので影響を受けて誘発しません。
※非常にややこしいので、使用する場合にはルールを一読しておきましょう。
《血糊の雨/Rain of Gore》
・『絆魂』を持つクリーチャーの戦闘ダメージでライフを得るのは、ダメージを与える結果の一部です。それは呪文でも能力でもないので、《血糊の雨》による置換は行われません。
《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx》
《板金鎧の土百足/Plated Geopede》
・『上陸』による+2/+2修整は誘発型能力です。解決前にインスタントなどを使うことができます。
○白黒トークン
○ソウルシスターズ
《風立ての高地/Windbrisk Heights》
・「3体以上のクリーチャーで攻撃していた」とは「ターン起因処理の攻撃クリーチャー指定で3体以上指定した」という意味です。例えば、《刃砦の英雄》等で攻撃クリーチャー指定後に攻撃している状態で戦場に出したものは含みませんし、逆に除去されるなどで攻撃クリーチャーが減っても問題ありません。
《砂の殉教者/Martyr of Sands》
・手札の白のカードを公開するのは能力の起動時です。
《潮の虚ろの漕ぎ手/Tidehollow Sculler》
・戦場に出たときの能力が解決される前に《潮の虚ろの漕ぎ手》が戦場を離れた場合、戦場を離れたときの能力が誘発し先に解決され、戦場に出たときの能力で追放された手札は戻ってきません。
《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》
・呪文を唱える手順において、代替コストよりも後にコストを増減する効果が適用されます。例えば戦場に《スレイベンの守護者、サリア》がいるときに、『続唱』で呪文を唱えるためのコストは、本来のマナ・コスト→『続唱』による代替コスト→《サリア》のコスト増加の順で適用され、最終的に(1)を支払わなければ『続唱』で呪文を唱えることができません。
→コストの増加と『烈日』の関係について、○その他《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》も参照
《幽体の行列/Spectral Procession》
・『単色混成マナ・シンボル』の点数で見たマナ・コストは大きい方の値を採用します。《幽体の行列》の点数で見たマナ・コストはどのように唱えられたかに関わらず6です。
《再誕の宣言/Proclamation of Rebirth》
・『予見』は起動型能力です。呪文を打ち消す効果では打ち消せず、『予見』を打ち消しても《再誕の宣言》は手札に残ります。
《未練ある魂/Lingering Souls》
→『フラッシュバック』について、○メカニズム『フラッシュバック/Flashback』も参照。
《ルーンの光輪/Runed Halo》
・カード名を指定する場合、そのフォーマットで使用できるカードの名前を指定しなければなりません。
・プレイヤーを対象にする呪文はプロテクションにより対象に取れなくなります。《稲妻》などのプレイヤーへの単体火力でプレインズウォーカーにダメージを与える場合も、ルール上はプレイヤーを対象にして解決時にダメージを移し変えていますので対象に取ることができません。
《亡霊の牢獄/Ghostly Prison》
・「(2)を支払わない限り攻撃できない」とは「ターン起因処理の攻撃クリーチャー指定で(2)をコストとして支払わない限り攻撃できない」という意味です。例えば、《刃砦の英雄》等で攻撃クリーチャー指定後に攻撃している状態で戦場に出るものは影響を受けません。
・攻撃にコストが必要なのはコントローラーへの攻撃だけです。コントローラーがコントロールするプレインズウォーカーへの攻撃にはコストは必要ありません。
・複数の《亡霊の牢獄》をコントロールしている場合、それぞれに支払うコストが別個に必要になります。例えば《亡霊の牢獄》が2つの場合は、攻撃クリーチャー1体につき合計(4)が必要になります。
○フェアリー
○青系コントロール
《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》
・誘発型能力は誘発時と解決時の両方にフェアリーを数えます。例えばマナ・コストが3の呪文を打ち消す場合、《呪文づまりのスプライト》が戦場に出て能力が誘発する時点でフェアリーを3つ以上コントロールしていなければ対象に取れず、解決時に3つ以上コントロールしていなければ対象不適正で打ち消されます。
《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
・誘発型能力は《ヴェンディリオン三人衆》のコントローラーを対象にすることもできます。
※対戦相手は手札を公開する前にしっかりと対象を聞くように注意しましょう。
《ウーナの末裔/Scion of Oona》
・呪文や能力が対象不適正で打ち消されるのは、その呪文や能力の解決時です。例えば、他のフェアリーへの除去呪文に対応して《ウーナの末裔》で被覆を付けても、その時点では除去呪文は打ち消されず、除去呪文の解決時までに《ウーナの末裔》がいなくなれば、除去呪文は適正に解決されます。
《霧縛りの徒党/Mistbind Clique》
・『覇権』は解決時に追放するパーマネントを選びます。追放するパーマネントを聞いてから対応してそのパーマネントを除去することはできません。
・『覇権』で追放するのは解決時にフェアリーであるものに限られます。『覇権』の解決に入ってから《変わり谷》の能力を起動して追放することはできません。
・土地をタップする誘発型能力は『覇権』したときに誘発するものです。『覇権』の解決時に《霧縛りの徒党》が戦場にいなければ誘発しません。
《誘惑蒔き/Sower of Temptation》
・誘発型能力の解決前に《誘惑蒔き》が除去された場合、コントロールは一瞬たりとも移動しません。
《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》
・『待機』や『続唱』はどちらもソーサリーを唱えられないときに呪文を唱えさせるので、対戦相手はそれらの能力で呪文を唱えることはできません。
→『待機』について、○赤単『待機/Suspend』も参照
→『続唱』について、○ジャンド『続唱/Cascade』も参照
《謎めいた命令/Cryptic Command》
・選んだモードによって対象の数が変わります。例えばカウンター+バウンスで唱えた場合、対象を2つ取っているため、バウンスの対象が無くなっても打ち消されず、カウンターはできます。しかしバウンス+ドローで唱えた場合は、対象を1つしか取らないため、バウンスの対象が無くなれば呪文自体が対象不適正で打ち消され、ドローもできなくなります。
《けちな贈り物/Gifts Ungiven》
・探すカードに異なる名前という条件があるので、数枚を見つからなかったことにすることができます。対戦相手が選ぶのは墓地に置くカードであり条件が無いので、見つかったカードが4枚未満の場合、可能な限り2枚は墓地に置かれて手札に残るカードが少なくなります。
《ヴィダルケンの枷/Vedalken Shackles》
・起動型能力は起動時と解決時の両方に島を数えます。例えばパワーが3のクリーチャーのコントロールを奪う場合、起動時に島を3つ以上コントロールしていなければ対象に取れず、解決時に3つ以上コントロールしていなければ対象不適正で打ち消されます。
・起動型能力が解決されて以降は、対象として適正であることをチェックされません。例えば、クリーチャーのパワーが島の数より大きくなったり、クリーチャーがクリーチャーではなくなったりしても、奪ったパーマネントのコントロールは戻りません。
・起動型能力の解決前に《ヴィダルケンの枷》が除去されたりアンタップしたりした場合、コントロールは一瞬たりとも移動しません。
○双子コンボ
《呪文滑り/Spellskite》
・起動型能力で対象を変更できるのは、《呪文滑り》自身が対象として適正な呪文や能力に限られます。しかし《呪文滑り》に対象を変更できない呪文や能力に、この能力を起動すること自体は可能です。
《欠片の双子/Splinter Twin》※2017年5月現在禁止カードです。
・コピートークンを生成する起動型能力は、《欠片の双子》ではなくエンチャントされているクリーチャーが持ちます。《真髄の針》などでカード名を指定する際に注意。
○青赤ストーム
《ぶどう弾/Grapeshot》
《巣穴からの総出/Empty the Warrens》
『ストーム/Storm』
・ストーム能力は、ストームを持つ呪文より前に唱えられた呪文を数えます。誘発時にそのターンに唱えた呪文の数が数えられ、ストーム能力の解決前に新たに呪文が唱えられたとしてもコピーの数が増えることはありません。
・対戦相手が唱えた呪文や、唱えたが打ち消された呪文も含めて数えます。
・ストーム能力によって生成されるコピーは唱えられるわけではありません。呪文を唱えるたびに誘発する能力を誘発させませんし、以降のストーム能力で数えられることもありません。
※ストームデッキを使用する場合には、できればダイスやメモ帳を準備し、そのターンに唱えた呪文の数とマナプールにあるマナの種類と量を明確にできるようにしておいてください。
《魔力変/Manamorphose》
・色を選んでマナ・プールにマナを入れた後でカードを引きます。引いたカードを見てから色を選ぶことはできません。
《炎の中の過去/Past in Flames》
・『フラッシュバック』を得るのは、《炎の中の過去》が解決されたときに墓地にあるものに限られます。
→『フラッシュバック』について、○メカニズム『フラッシュバック/Flashback』も参照。
《紅蓮術士の昇天/Pyromancer Ascension》
・探索カウンターを乗せる誘発型能力は、解決時には墓地に同じ名前の呪文があるかをチェックしません。解決前に墓地にそのカードが無くても問題なくカウンターが乗ります。
・「呪文を唱えたとき~」の誘発型能力は、呪文を唱え終えた後に誘発します。呪文を唱え終えたときに、そのカードは既に元の領域にはありません。呪文を墓地から『フラッシュバック』で唱える場合、そのカード自身を参照して探索カウンターを乗せることはできません。
・呪文のコピーを生成する誘発型能力は呪文を唱えたときに誘発します。誘発型能力と、それによって唱えられる呪文のコピーは、呪文のオリジナルよりも先に解決されます。
○メリーラポッド
※《出産の殻/Birthing Pod》は2017年5月現在禁止カードです。
《ドライアドの東屋/Dryad Arbor》
・クリーチャーであるため召喚酔いの影響を受けます。アンタップインの土地ですが戦場に出たターンにはマナが出せません。
・基本土地タイプ『森』を持ちます。例えば《新緑の地下墓地》等フェッチランドで探せます。
・点数で見たマナ・コストが0のクリーチャーです。例えば《召喚の調べ》X=0で探せます。
《シルヴォクののけ者、メリーラ/Melira, Sylvok Outcast》
・「カウンターが乗った状態で戦場に出る」も「カウンターを配置する」の定義に含まれます。《シルヴォクののけ者、メリーラ》をコントロールしているときに『頑強』が墓地から戻る場合、-1/-1カウンターを乗せずに戦場に戻すことができます。
《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》
《残忍なレッドキャップ/Murderous Redcap》
《不浄なる者、ミケウス/Mikaeus, the Unhallowed》
『頑強/Persist』
『不死/Undying』
・『頑強』と『不死』は誘発型能力です。解決前に墓地から移動させれば戦場には戻りません。
・『頑強』と『不死』を両方持つクリーチャーが死亡した場合、それらは同時に誘発してコントローラーの好きな順番でスタックに積むことができ、先に解決された能力の効果でクリーチャーが戦場に戻ります。
《静寂の守り手、リンヴァーラ/Linvala, Keeper of Silence》
・対戦相手のクリーチャーが持つ起動型能力を起動できなくします。《極楽鳥》などのマナ能力も含みます。戦場に無いクリーチャー・カードはクリーチャーではないので『蘇生』などは起動できます。
《目覚ましヒバリ/Reveillark》
・誘発型能力は戦場を離れるときに誘発します。墓地へ置かれるだけでなく、手札に戻ったり追放されたりしても誘発します。
・誘発型能力は誘発してスタックに乗る際に対象を宣言する必要があります。《目覚ましヒバリ》が戦場を離れた後に墓地へ落ちたクリーチャーを、この能力で戦場に戻すことはできません。
《召喚の調べ/Chord of Calling》
『召集/Convoke』
・『召集』は呪文を唱える際に機能する常在型能力です。《召喚の調べ》を唱えるのを聞いてから対応してクリーチャー除去等で『召集』を止めることはできません。
・『召集』のコストでタップするのはタップ能力ではありません。召喚酔いしているクリーチャーも『召集』でタップさせることができます。
・《根の壁》は(G)を出すのにタップしないので、マナと『召集』の両方を支払うことができます。
○その他
○メカニズム
《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》
・戦闘ダメージを与えたときの誘発型能力は、対象を1つ取ります。2点ダメージの対象が不適正になれば能力自体が打ち消され、ドローもできなくなります。
・日本語のテキストには誤植があります。誘発型能力は、クリーチャーだけでなくプレイヤーも対象にすることができます。
《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》
『烈日/Sunburst』
・蓄積カウンターがいくつ乗っていても、戦場にある《仕組まれた爆薬》の点数で見たマナ・コストは0です。
・X=0と宣言し蓄積カウンターが1つも乗っていない状態で起動すれば、点数で見たマナ・コストが0の土地でないパーマネントが破壊されます。
・呪文コストXの値と『烈日』よって乗る蓄積カウンターの数は直接は関係ありません。例えばX=2と宣言し(W)(W)を用いてコストを支払えば、蓄積カウンターは1つだけ乗って戦場に出ます。逆に《スレイベンの守護者、サリア》が戦場にいればコストが増加するため、X=1と宣言して(W)(U)を用いてコストを支払えば、蓄積カウンターを2つ乗せることも可能です。
《クローサの掌握/Krosan Grip》
『刹那/Split second』
・刹那能力が封じるのは呪文を唱えることとマナ能力以外の起動型能力の起動です。起動型マナ能力の起動、誘発型能力の誘発、特別な行動である変異を表返すなど、取れる行動はいくつかあります。
《等時の王笏/Isochron Scepter》
・起動型能力は追放されたカードのコピーを唱えます。《翻弄する魔道士》等の唱えるのを禁止する効果の影響を受けますし、《紅蓮術士の昇天》等の唱えるたびに誘発する能力を誘発させます。
→『分割カード』の点数で見たマナ・コストについて、○メカニズム『分割カード/Split Card』を参照。
『分割カード/Split Card』
※2017年5月現在ルールが変更されています。最新のルールを確認してください。
http://mtg-jp.com/publicity/0018651/
・スタック上にある場合には唱えられている半分だけがスタックに置かれるものとして扱います。例えば《破綻》として唱えた《爆裂+破綻》は《呪文嵌め》では打ち消せません。
・続唱能力は追放された「カード」を唱えるので条件に該当しなかった半分も唱えることができます。例えば《血編み髪のエルフ》で《爆裂+破綻》が追放された場合、《破綻》として唱えることができます。
※説明が長くならないように適当に端折りましたが、割とややこしいです。
『フラッシュバック/Flashback』
・『フラッシュバック』は墓地から呪文として唱えるので、《計略縛り》等の起動型能力を打ち消す効果では打ち消せません。
・『フラッシュバック』を持つ呪文を墓地から唱えたときに、その呪文は墓地からスタックへ移動します。唱えるのを聞いてから対応して墓地対策等を使うことはできません。
・《瞬唱の魔道士》《炎の中の過去》等により、ひとつの呪文が複数のフラッシュバックを得た場合、任意のフラッシュバック・コストを支払って唱えることができます。
・『フラッシュバック』された呪文は、スタックから他の場所に移動させる代わりに追放する置換効果を持ちます。例えば《差し戻し》で打ち消す場合でも、手札に戻ることを置換され追放されます。
→起動型能力で戦場に出す『蘇生』との混同に注意、○赤単『蘇生/Unearth』も参照
『ファイレクシア・マナ・シンボル/Phyrexian Mana Symbol』
・『ファイレクシア・マナ・シンボル』は、2通りの方法で支払うことのできるコストを示しており、ライフで支払うことは代替コストではありません。例えば《瞬唱の魔道士》で《外科的摘出》が『フラッシュバック』を得ても、(B)かライフ2点かを選んで支払い墓地から唱えることができます。
『多相/Changeling』
・多相能力は特性定義能力であり、どの領域にあっても機能します。例えば《ツリーフォークの先触れ》で《名も無き転置》を探すことができます。
文章公開:2012 / 03 / 14
文章更新:2012 / 03 / 15
・訂正《ヴィダルケンの枷/Vedalken Shackles》 誘発型能力→起動型能力
・修正『親和/Affinity』 誤解を招く表現を具体例に変更
・訂正《砂の殉教者/Martyr of Sands》 手札の公開は解決時→起動時
・追記《ヴィダルケンの枷/Vedalken Shackles》 クリーチャーでなくなった場合について
・追記《紅蓮術士の昇天/Pyromancer Ascension》
文章更新:2012 / 03 / 15
・訂正『ファイレクシア・マナ・シンボル/Phyrexian Mana Symbol』 丁寧に書き直し
・訂正《刻まれた勇者/Etched Champion》 能力の解決時→その呪文や能力の解決時
・訂正《ウーナの末裔/Scion of Oona》 能力の解決時→その呪文や能力の解決時
文章更新:2012 / 03 / 28
・追記《等時の王笏/Isochron Scepter》
・追記『親和/Affinity』 『フラッシュバック』との関連について
文章更新:2012 / 04 / 02
・追記『フラッシュバック/Flashback』『蘇生/Unearth』 混同しやすい点について
・追記《目覚ましヒバリ/Reveillark》 誘発後に墓地に落ちたクリーチャーについて
・追記《紅蓮術士の昇天/Pyromancer Ascension》 『フラッシュバック』との関係について
文章更新:2012 / 04 / 15
・追記《血糊の雨/Rain of Gore》 『絆魂』の戦闘ダメージについて
・追記《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》 日本語版の誤植について
文章更新:2017 / 05 / 09
・最新の禁止とルールに関する注釈を追記
コメント
>・誘発型能力の解決前に《ヴィダルケンの枷》が除去されたりアンタップしたりした場合、コントロールは一瞬たりとも移動しません
>・『親和』は呪文を唱える際に機能する常在型能力です。
例えば《金属ガエル》を唱えるのを聞いてから対応して何かをすることはできません。
打ち消したり、本体稲妻とかできるよね?
>・手札の白のカードを公開するのは能力の解決時です。
手札の白いカードを公開するのは起動コストの一部なので能力起動時にコストを支払う時点では?
(1), Reveal X white cards from your hand, Sacrifice Martyr of Sands: You gain three times X life.
もちろんできますよ。
対応してアーティファクト破壊とかで親和カウントは減らせませんよ、ってことです。
書き直しておこう。
>通りすがりさん
報告ありがとうございます。
まったくその通りで、勘違いでした恥ずかしい。
対象となったクリーチャーがクリーチャーでなくなってもコントロールを
得たままであることも書いてくださるとありがたいです。
報告ありがとうございます。
追記しておきました。
何箇所かにこの記述がありますが、前半と後半が一致していません。
「その呪文や能力の解決時」と書くべきでは。
>『ファイレクシア・マナ』は、支払い方を選べるマナ・コストであり、
マナ・コスト以外にも使われているので、この書き方は誤解を招くかも。
報告ありがとうございます。
上:誤記ですので修整しました。
下:もう少し丁寧に書き直しました。