《謙虚/Humility》ってソリューションじゃね？
2010年10月20日 MTGレガシー コメント (6)謙虚/Humility (2)(W)(W)
エンチャント
すべてのクリーチャーはすべての能力を失うとともに1/1になる。
《謙虚/Humility》は《亡霊の牢獄/Ghostly Prison》《Moat》などと並んでビートダウン対策として有効なエンチャントですが、この《謙虚》が今のレガシー環境に合っているのではないかと思います。
①《クァーサルの群れ魔道士》に割られない
《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》は柔軟な動きが可能な非常に優秀なクリーチャーで、zooなどの緑白を含むビートダウンで採用されています。今のレガシー環境ではこれがメインに入っているせいで、ほとんどのエンチャントはその能力がどんなに優秀でも割られるかもしれないという危険性を常に抱えています。
しかし《謙虚》ならば、《クァーサル》の起動型能力を失わせてくれるのでメインから割られる可能性はほとんど無くなり、エンチャント対策の枠を《クローサの掌握/Krosan Grip》などの呪文ではなく《クァーサル》を採用しているビートダウンに対して劇的に効きます。
②コンボで出てくるファッティにも対処できる
最近は《大祖始/Progenitus》《イオナ/Iona》《エムラクール/Emrakul》など、ファッティの質がどんどん良くなってきており、それに伴い『自然の秩序』『適者生存』『実物提示教育』などを介して高速でファッティを出すコンボが増えています。
《亡霊の牢獄》は一体だけで殴ってくるファッティには効果が薄いですし、《Moat》では飛行を持つ《イオナ》《エムラクール》などは止まりません。
しかし《謙虚》ならば、これらのファッティもただの1/1に成り下がります。もちろんコンボに対して先置きするのには重過ぎますが、第一波をカウンターで凌いだ後に第二波を止めるためには充分です。
何より、本来この類の極端なビートメタカードはビートダウン以外に対しては完全に腐ってしまうのですが、最近のコンボデッキがクリーチャーをフィニッシャーに用いているおかげで腐らずに済みます。
③メタクロックが絶妙のタイミング
現在のレガシーのメタクロックはかなり歪んでおり、クロックパーミッションである『マーフォーク』が中心にあり、それに勝てる『zoo』などのビートダウンが続きます。そのどちらにも《謙虚》がよく効き、『マーフォーク』の《変わり谷》に対しても《ミシュラの工廠》によってサイズで勝つことができます。
更には一定数存在するコンボデッキも、上記の通り最近は多くがクリーチャーをフィニッシャーにしているため腐りません。完全に腐ってしまうのは『ANT』等のクリーチャーを使わない一部のコンボくらいのものです。
というわけで、現在《謙虚》入りコントロールを考え中。
コメント
謙虚にはほとんどいい思い出がないですねｗ
ところで謙虚が鎌虎に見えてしまった……ｗ
やっぱ『ランドスティル』ですかねー。
というかまぁ、《謙虚》入れるガチコントロールだとやっぱそうなりますよね。
《かまとら！》がソリューション･･･だと･･･（ｺﾞｸﾘ
謙虚は強い割に安いので良いカードです。
そんな風に考えていた時期が俺にもありました。
しかし、調整してるうちに《行き詰まり》が抜けそうです。
詳しくは今日の日記で。
＞都子ちゃん
あの辺のルールをしっかり理解できてるプレイヤーって、自分で使ったことのある人かジャッジ関連の人くらいですからね。
でもだからこそ、勘違いしてくれたらラッキーかな、と。
こちらに《ミシュラの工廠》が一枚しかないのに《変わり谷》が尻込みしてくれたらもうけものです。
＞たまさん
まぁ、ルール的にアレなので、みんな触りたがらないのでは･･･＾＾；