WaterForestさんと呑んだときの話
2010年8月18日 MTG コメント (6)夏コミ2日目の夜に、WaterForestさんと一緒に呑みました。そのときに、マジック(とお酒と葉巻)について、色々と興味深い話を聞かせてもらえたので、内容をまとめておく。
あ、でもお酒が入ってたから、WaterForestさんの言葉、自分の言葉、自分が思ったこと、かなりぐちゃぐちゃになってるので、WaterForestさんの意見って形には受け取らないでください。
下の文章は、WaterForestさんから聞いた話に自分の意見を交えてます。
昔はプレイングによるテンポやアドバンテージの取り合い削り合いの結果で勝敗が決まったけど、今のスタンはそういうプレイングで勝負が動くことが少なくなった。一枚のカードの及ぼす影響が大き過ぎてそれだけで勝負が決まるため、手札やトップデックで勝負の大半が決まるようになってしまって面白くない。
昔とまで言わなくてもローウィンの頃はまだ、苦花ゲーだのエルフブン回りだのと言われていたが、勝敗はプレイング次第で大きく揺れ動いていた。1つのプレイミスで勝敗が決まることももちろんあったけど、どんなに小さくてもプレイミスで勝敗が決まるのは仕方がない。
しかし最近はどうか。多少ミスしようが何だろうが、続唱で良いカードがめくれれば勝ててしまうデッキ。強力無比な上に対抗策の少ないプレインズウォーカーを順番に並べて、どれか一枚でも対処されなければ勝ててしまうデッキ。そんなデッキがメタの中心にあった。
あんまり大きな声で言う人もいないと思うけど、極端な話「3T《荒廃稲妻》→4T《血編み髪のエルフ》から《荒廃稲妻》がめくれて負け」とか、「プレインズウォーカーを連打されて対処し切れず負け」とかなった場合、「相手がプレイングが上手かった!」「相手のデッキがよく組まれていた!」って感じる人は一体どれだけいるんだよと。
強いデッキを批判したいわけじゃなくて、むしろ、本当に酷いのはこれらのミラーマッチだと思う。お互いのトップデックと続唱で何がめくれるか、プレインズウォーカーに触れるカードが手札にあるかどうか。プレイングの関与できない部分で勝負の大半が決まってしまう。
どこぞのプロプレイヤーが無名の選手と当たり、ジャンドのミラーマッチで続唱だけで負けて切れ気味で机を叩いたなんて話も聞いたことあるけど、マナーの問題は置いといて、そうしたくなる気持ちはわからんでもない。
もちろんプレイングの上手下手はちゃんと勝敗に影響を与えている。
しかし最近は、ゲームがどんどん大味になってプレイングの及ぼせる影響が小さくなり、代わりにカード単体の強さや引きなどプレイング以外の部分の影響が大きくなってきていることも、また事実だと思う。
この辺の感覚は、昔からやってる人とかちゃんと考えてプレイする人がよくわかると思う。そういう人たちの中で、「最近スタンが面白くない」って人は聞いたことあるけど、「今のスタンが最高に面白い」って人は聞いたことがない。
レガシーは瞬殺ゲーなイメージがあるが、実際には、高レベルなゲームになるほどプレイングによるテンポやアドバンテージの取り合い削り合いが重要になる。そのためプレイ中に考えることが多く、プレイしてて楽しい環境である。最近、スタンから離れてレガシーを始める人も多いが、こういう理由もあるのではないか。
(この辺の話は、自分はレガシープレイヤーではないのでわかりませんが)
そういえば、「プレイングが及ぼせる影響が少なく、カードの引き次第で初心者でも勝ててしまう環境」って、どこかで聞いたことがあると思ったら、2ちゃんねるで遊戯王とかデュエルマスターズみたいな子供向けカードゲームがMTGと対比して言われてる言葉だった。
遊戯王やDMは、MTGとはターゲット層が違うため、そういうゲームもアリだとは思う。
しかし、今まで遊戯王やDMではなくMTGに惹かれた人たちは、MTGにそういうゲームを求めてきたわけではないはずだ。
今までMTGプレイヤーが面白くないと感じていたそんなゲームに、MTGが近づきつつある。
自分がマジックに惹かれてきた要素は数え切れないほどあるけど、その中の大きな一つは頭脳スポーツ的な部分である。懐古厨と言われるかもしれないけど、ただ運や引きで勝負が決まってしまうような環境はちょっと嬉しくない。
どうかMTGが運のゲームではなく、思考のゲームであり続けますように。
あと、カードの値段のこととかも話してたけど、疲れたのでやめとく。
多分もう長文では書かないから簡単にまとめとくと、
神話レアが出てから強いカードの値段が上がりすぎ!
昔は高校生くらいの子に「頑張って買いなよ」って言えたけど、さすがに今は言えない。
というか自分の分だけでもいっぱいいっぱい。
値段が上がった分店側が剥きやすくなったから、ウィザーズ的には儲かってるだろう。
だけど、このままだとカジュアル層が増えないよね。
そんな感じ。
あ、でもお酒が入ってたから、WaterForestさんの言葉、自分の言葉、自分が思ったこと、かなりぐちゃぐちゃになってるので、WaterForestさんの意見って形には受け取らないでください。
下の文章は、WaterForestさんから聞いた話に自分の意見を交えてます。
昔はプレイングによるテンポやアドバンテージの取り合い削り合いの結果で勝敗が決まったけど、今のスタンはそういうプレイングで勝負が動くことが少なくなった。一枚のカードの及ぼす影響が大き過ぎてそれだけで勝負が決まるため、手札やトップデックで勝負の大半が決まるようになってしまって面白くない。
昔とまで言わなくてもローウィンの頃はまだ、苦花ゲーだのエルフブン回りだのと言われていたが、勝敗はプレイング次第で大きく揺れ動いていた。1つのプレイミスで勝敗が決まることももちろんあったけど、どんなに小さくてもプレイミスで勝敗が決まるのは仕方がない。
しかし最近はどうか。多少ミスしようが何だろうが、続唱で良いカードがめくれれば勝ててしまうデッキ。強力無比な上に対抗策の少ないプレインズウォーカーを順番に並べて、どれか一枚でも対処されなければ勝ててしまうデッキ。そんなデッキがメタの中心にあった。
あんまり大きな声で言う人もいないと思うけど、極端な話「3T《荒廃稲妻》→4T《血編み髪のエルフ》から《荒廃稲妻》がめくれて負け」とか、「プレインズウォーカーを連打されて対処し切れず負け」とかなった場合、「相手がプレイングが上手かった!」「相手のデッキがよく組まれていた!」って感じる人は一体どれだけいるんだよと。
強いデッキを批判したいわけじゃなくて、むしろ、本当に酷いのはこれらのミラーマッチだと思う。お互いのトップデックと続唱で何がめくれるか、プレインズウォーカーに触れるカードが手札にあるかどうか。プレイングの関与できない部分で勝負の大半が決まってしまう。
どこぞのプロプレイヤーが無名の選手と当たり、ジャンドのミラーマッチで続唱だけで負けて切れ気味で机を叩いたなんて話も聞いたことあるけど、マナーの問題は置いといて、そうしたくなる気持ちはわからんでもない。
もちろんプレイングの上手下手はちゃんと勝敗に影響を与えている。
しかし最近は、ゲームがどんどん大味になってプレイングの及ぼせる影響が小さくなり、代わりにカード単体の強さや引きなどプレイング以外の部分の影響が大きくなってきていることも、また事実だと思う。
この辺の感覚は、昔からやってる人とかちゃんと考えてプレイする人がよくわかると思う。そういう人たちの中で、「最近スタンが面白くない」って人は聞いたことあるけど、「今のスタンが最高に面白い」って人は聞いたことがない。
レガシーは瞬殺ゲーなイメージがあるが、実際には、高レベルなゲームになるほどプレイングによるテンポやアドバンテージの取り合い削り合いが重要になる。そのためプレイ中に考えることが多く、プレイしてて楽しい環境である。最近、スタンから離れてレガシーを始める人も多いが、こういう理由もあるのではないか。
(この辺の話は、自分はレガシープレイヤーではないのでわかりませんが)
そういえば、「プレイングが及ぼせる影響が少なく、カードの引き次第で初心者でも勝ててしまう環境」って、どこかで聞いたことがあると思ったら、2ちゃんねるで遊戯王とかデュエルマスターズみたいな子供向けカードゲームがMTGと対比して言われてる言葉だった。
遊戯王やDMは、MTGとはターゲット層が違うため、そういうゲームもアリだとは思う。
しかし、今まで遊戯王やDMではなくMTGに惹かれた人たちは、MTGにそういうゲームを求めてきたわけではないはずだ。
今までMTGプレイヤーが面白くないと感じていたそんなゲームに、MTGが近づきつつある。
自分がマジックに惹かれてきた要素は数え切れないほどあるけど、その中の大きな一つは頭脳スポーツ的な部分である。懐古厨と言われるかもしれないけど、ただ運や引きで勝負が決まってしまうような環境はちょっと嬉しくない。
どうかMTGが運のゲームではなく、思考のゲームであり続けますように。
あと、カードの値段のこととかも話してたけど、疲れたのでやめとく。
多分もう長文では書かないから簡単にまとめとくと、
神話レアが出てから強いカードの値段が上がりすぎ!
昔は高校生くらいの子に「頑張って買いなよ」って言えたけど、さすがに今は言えない。
というか自分の分だけでもいっぱいいっぱい。
値段が上がった分店側が剥きやすくなったから、ウィザーズ的には儲かってるだろう。
だけど、このままだとカジュアル層が増えないよね。
そんな感じ。
コメント
例の
「3T《荒廃稲妻》→4T《血編み髪のエルフ》から《荒廃稲妻》がめくれて負け」
だったらメインから《強情なベイロス/Obstinate Baloth(M11)》を使ったデッキを使う
「プレインズウォーカーを連打されて対処し切れず負け」
ならPWをそこまで苦にしない青赤昇天を使うとか
対抗策は必ずあります。
現在のスタンは非常に多くのデッキタイプが存在しています。思考の場がゲーム中からゲーム前に移ったとはいえ、依然としてマジックが思考のゲームであるのは間違いないと思います(それが必ずしもいいとは思いませんが)。
・・・といきなりコメ欄ででしゃばってすみません。
前からちょくちょく覗かせてもらっていたのですが、リンクさせていただきました。
私も名古屋でMTGをプレイしていますので、大会等で会った際にはよろしくお願いします。
カジュアルデッキでは一枚のPWやパワーカードの前に屈してしまうことが珍しくないです。
カジュアルデッキに入れた一枚のパワーカードが試合を決めてしまうことも・・・。
MTGでのプレイングの要素が大好きな自分としては、行く末が不安でしかありません・・・。
遊戯王はプロモゲーに対してデュエルマスターズは構築済みデッキでも勝ててしまうようなパワーデッキを出して新参者を快く受け入れるようになってますね。
MTGも今は悩んでいると思われる。悪斬を出した結果、より強いカードを出す。
ってことになってますし、PWは必ず目玉になるような物になってますし、
かと言って逆にクズパックを出すわけも行かず、途方に暮れているのではないでしょうか?ただ、WWK、ROEみたいに当たりはずれが大きすぎるのはどうかと思う。
メタ読みが重要になったことについて、メタが重くなったからではなくプレイングが軽くなったせいだと考えている自分は頭が固いのかな?
コメント&リンクありがとうございます。相互しておきました。
自分は熱田六番町のハヤカワによくいるので、よかったらよろしくどうぞー。^^
>ラッチさん
同等のパワーカードか対策カードでしか対処できない、プレイングではどうしようもないカードがこんなにウヨウヨしてたら気持ち悪いです。
ウィザーズの目指す場所がどこにあるのか・・・
>メガさん
MTGはなんだかんだ言ってもずっと良いバランスで保たれていたんですけどね。
クリーチャーの強化とプレインズウォーカーの登場から、段々大味なぶっぱゲーになりつつある感じがします。
WWKやROEはジェイスくじ蔦くじなんて言われてるし・・・
これがやりたくて復帰したので尚更共感しますねー。
同じような事を電動フジタも言ってたので結構思ってる人は多いと思いますw
悩まず強いカード毎ターン唱えてれば良いっていうのは飽きますね、正直なトコ。
なるほど、やっぱりそう思ってる人結構いるのですね。
悩まずといえば本文の方には書いてないですけど、現ヴァラクートの使用者からの評判の悪さは異常ですねw