今日は上げる内容がなかったので、自分が普段マジックするときに使う言葉を用語辞典的に紹介してみる。


「~~してもいい?」「~~したいな」
認知度★★★★★
①スタックに積んだ呪文や能力を解決してもいいですか?という意味。
②ドローや戦闘などのステップに進んでもいいですか?という意味。
余談だが、青黒フェアリーみたいなのが環境にいると、ドロー前、戦闘前、ダメージ前、エンド前、呪文や能力の解決前などに毎回確認をとらなければいけないため、非常に面倒くさい。

「何かする?」
認知度★★★★☆
優先権をあげますよ、という意味。これを言ってしまうと、相手が何もしなかった場合に次のステップに進まなければならないため、厳密なルールでやる場合には注意。
たまに行間を読めないのか親切なのか、「何かするかどうかは、そちらが先に決めるんですよ」と言ってくれる人もいる。

「構える」
認知度★★★★☆
インスタントタイミングで呪文や能力を使える状態でターンを相手に渡すこと。

「見える」
認知度★★★☆☆
自分のターンに、相手の手札や土地の状況からインスタントを構えられていると判断したときに使う言葉。
青コンが島2つを立てている場合「対抗呪文が見える」のように使う。

「ゴー」
認知度★★★☆☆
ターンをあげます、つまりエンドという意味。一般に通じると思っていたら意外に通じなくてびっくりした。

「殴りたい」
認知度★★★☆☆
戦闘フェイズまで、大抵は攻撃クリーチャー指定ステップまで進んでもいいですか?という意味。
上の「アタックしてもいいですか?」のくだけた言い方。

「~~って書いてある」
認知度★★☆☆☆
あるカードの効果を端的に表すときに使う言葉。大抵はそのカードの良い面だけを切り取って使い、その場合は語尾に「強い」が付く。「地獄の雷は1枚でライフを8点削れるって書いてある、強い!」など。
ただしたまに逆の意味で使う場合もある。「チャンドラは5マナ5点ソーサリーって書いてある」など。

「サイド15枚ですよ」
認知度★★☆☆☆
ゲーム前に対戦相手に言う言葉。サイドボードを15枚だと確認し合うのは、実は日本だけらしい。ルール的には、サイドボードがあるかないかははっきりしなければならないが、15枚の確認は対戦相手やジャッジに求められなければする必要は無い。なので最近はこの言葉で済ますことが多い。
ただし自分の確認のためにやっている人もおり、稀に本当に紛れ込んでしまって15枚でない場合もあるので、確認はちゃんと事前にしておく。

「ライフで受けるわ」
認知度★★☆☆☆
クリーチャーでブロックはしないよ、という意味。最近はあまり使わない。
バトルスピリッツより。

「詰める」
認知度★★☆☆☆
ゲーム終盤に、相手がどう動いても先にライフを削りきれるように手順を踏んでいくこと。赤黒などの高速ビートダウンにとっては非常に重要な要素。
将棋の「詰み」より。

「切れる」
認知度★★☆☆☆
損や危険を覚悟で能動的に動くこと。大抵は失敗して大損するが、たまに成功して逆転できることもある。高速ビートダウンにとっては上の「詰める」とともに重要な要素。コントロールにとっては可能な限り回避すべき動き。
完璧に詰めれることは多くなく、詰めることだけを考えていては勝機を逃してしまうため、多かれ少なかれ無理して動かなければならない。この先詰める状況に持っていくことができるのか、切れなければ逆転は無理なのか、切れるならどのタイミングか、リスクとリターンを天秤にかけてプランを練るのがビートの醍醐味だと思う。

「詰んだ」
認知度★☆☆☆☆
多分自分しか使わない言葉。どんなに頑張っても相手がプレイミスしない限り敗北が確定すること。要するに投了。同義語に「ない」がある。
将棋の「詰み」、囲碁の「ありません」より。

「走れ」
認知度★☆☆☆☆
多分自分しか使わない言葉。このターンに出した速攻持ちのクリーチャーで攻撃するときに使う言葉。破れ被れの場合には「うおぉ走れ!」に活用する。

「カジュアル速度で」
認知度★☆☆☆☆
多分自分しか使わない言葉。速度優先でとにかく回しましょう、という意味。1ターン5秒とかよくあること。
ちゃんとまじめにやると常に次の手を考える癖がつくので、意外と良い練習になったりする。『ヒカルの碁』の10秒碁みたいなもの。

「自分探しの旅に出る」
認知度★☆☆☆☆
福井の一部の人間しか使わない言葉。ドロー等でライブラリを掘って盤面への解決策を探すこと。


とりあえず思い浮かぶのはこんなところ。
初心者に向けて紹介するつもりで書き始めたが、並べてみると見ての通り、あまり一般的でない独特の言葉遣いをしていることがわかった。
どうやら私は萌えキャラだったらしい。


あと、言葉を話さなくても意外と肉体言語で何とかなったりもする。

コメント

りゅー
りゅー
2010年5月2日13:46

サイドボードは今年から枚数確認しないといけなくなったはず

ふみ(旧)
2010年5月2日15:43

>りゅーさん
あらら、そう言えばそんな話がありましたね。忘れていました。


ただ、mjmj.infoで大会規定を確認すると、

2.3 ゲーム開始前の手順(抜粋)
3.プレイヤーはデッキを対戦相手に提示し、シャッフルを求める。また、存在する場合はサイドボードも提示する。

3.14 サイドボード(抜粋)
各ゲームの開始前に、プレイヤーは自分のサイドボードを裏向きで提示し、求められた場合には対戦相手にその枚数を数えることを認めなければならない。

とあって、これらの「提示」には枚数を数えるという意味までは含んでいないように読み取れるのですが、実際はどうなんでしょう。


また、つい最近「サイドボードの有無を提示する必要はあるが、求められない限り枚数まで数えて証明する必要は無い」という話をジャッジさんに聞いたこともありました。


ただ逆に、wikiには15枚並べなければならないように書かれていますね。


単純にわからないからハッキリさせたいだけなのですが、何か参考になりそうな文書とかご存知ですか?

丹依悠。
丹依悠。
2010年5月2日23:27

初めまして、お邪魔します。

>サイドボード
公式文書ではないですが、既知かと思われますがWikiでは下記の通り。

「ゲーム開始前のサイドボードは15枚である必要があるので、
 対戦相手やジャッジが枚数の確認を要求してきた場合、拒否はできない。」
「2010年1月に大会規定が更新され、ゲーム開始前に対戦相手にサイドボードを
 提示することが義務となった。
 それ以前はゲーム開始前にサイドボードを15枚並べるのは、日本独自の慣習であり
 ルールではなかった。」

読みようにもよりますが、15枚並べる日本独自の慣習はルールではなかった……
が、2010年1月よりルールかされた。
ルール化されたのは何? = 15枚並べる日本独自の慣習  と同義かと思います。

仮に、サイドボードの有無を提示するだけでもいいとして、
しかしながら、対戦相手には枚数を確認する権利があるので、枚数を教えなければ
相手は枚数を聞いてくると思います。
この点はルール化されていなくても、こちらから枚数もまとめて提示するのが
煩わしくなくていいと思います、日本人的な考え方なのでしょう。

>ジャッジさんに聞いたこともありました。
細部までは、ジャッジによってもニュアンスだったり認識だったりが違いますね。
過去には、スタックを知らない公認ジャッジもいたワケですし、真に受けられないです。
※無論、一大会中での裁定に関しては絶対ですが。

>MTG用語集
>「ライフで受けるわ」
プレイヤーでブロック! 本体でブロック!とか言いますね。

>「走れ」
言う。
「無人の荒野を突っ走れ」とか「ちょっと行ってこい」とも言います。


ふみ(旧)
2010年5月6日3:14

>りゅーさん
>丹依悠。さん
サイドボードの件について、ルールに詳しい人(FMQのtestingさん)に確認したところ、サイドボードを提示する必要はあるが、その枚数の申告までは義務化されていない、とのです。
曰く、「ここに提示したカードが私のサイドボードです」という意思表示が大事らしいです。

>「プレイヤーでブロック!」「本体でブロック!」
ナルホドww

>「無人の荒野を突っ走れ」「ちょっと行ってこい」
なにこれかっこいい!

「走れ」を自分以外にも使っている人がいたことに感動を覚えた。

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